インフラストラクチャーに関するアドバイザリーとコンサルティングサービス

EYのインフラストラクチャー・アドバイザリーチームは、クライアントが直面する大規模なインフラプロジェクトにおける戦略立案、資金調達、国内外の公共インフラ事業や公営企業の経営改革、官民連携パートナーシップ(PPP)などの課題に対するアドバイザリーおよびコンサルティングサービスを提供することで、戦略的な資本の活用およびトランザクションをサポートします。

EYがインフラストラクチャーに関するアドバイザリーとコンサルティングサービスにおいてできること

公共機関、または民間企業が運営するインフラ事業や、所有するインフラ資産について、整備・運営方針策定から資金調達、プロジェクトのキャッシュフローや補助金といった要素を考慮し、事業収支計画および実行手段の立案、比較検討から計画実行までを支援します。
 

EYのインフラストラクチャー・アドバイザリーが提供するケイパビリティ

  • インフラ事業に関する政策・制度の策定支援

  • 民間インフラ事業者の計画・方針の策定支援 

  • 資金調達・トランザクションに係る助言

  • インフラ事業の開発・建設案件の管理

  • 戦略的な資本活用と資本取引 — 流動性、与信力、キャッシュマネジメント、不良資産の改善

  • 出口戦略 — インフラ開発プロジェクトやPFI事業の参加持ち分や資産、事業などの売却支援

  • テクノロジーおよび情報通信技術(ICT)— 戦略策定、導入支援およびプロセス改善

  • スマートモビリティーとスマートシティ — 地方自治体による持続可能な交通社会の実現支援
     

EYグループが培ってきたセクターにおける最先端の知識およびコラボレーションを重視したアプローチを駆使し、クライアントが抱えている課題を解決する革新的なソリューションを提供します。

  • 強固かつ永続的な事業モデルの策定支援

  • 効率的な資産およびポートフォリオ運用の支援

  • 良質なプロジェクトの選定およびその実行支援

  • リスクの洗い出しおよびその管理支援

  • ステークホルダーのアジェンダの管理
     

資本効率の改善、資産や運営の最適化のためのアドバイスを行います。

  • 維持:信用格付けの安定化、強固な収益性の確立、既存資産の保全、費用の最小化、事業再生計画、リストラクチャリング、意思決定、財務分析モデル

  • 最適化:資産の運用効率化、資産ポートフォリオの最適化、プロジェクトの評価と選定、組織構造の最適化、体系的な枠組み

  • 投資:フィージビリティスタディおよび事業計画評価、トランザクションの計画策定およびストラクチャリング、効率的なストラクチャーの検討支援

  • 調達:資産の売却、インフラプロジェクト向けのファンド組成、民間からの資金調達
     

新システムやDXの導⼊・⼤規模更新、または官⺠連携パートナーシップ(PPP)の取り組みを検討している公共セクター向けにも、当チームのコンサルタントが⻑期的な投資計画ならびにプログラムや政策的枠組みの策定を⽀援します。

実績例

なお、官公庁からのインフラストラクチャー・アドバイザリー関係の詳細な実績⼀覧はこちらをご覧ください。


関連イベント・セミナー

社会インフラ(自治体インフラ)の持続可能性を考える ~地域における社会インフラ運営のあり方を再定義~

地方自治体が抱えるインフラ事業は、人口減少時代の厳しい経営環境の中、施設の老朽化や脱炭素への対応などさまざまな課題に直面しています。このような状況下において、将来的なインフラの持続可能性を考えるヒントとして、地方自治体、民間企業における社会インフラ分野での新たな取り組みを紹介します。

「3つの共創とDX、GX」による地域交通のリ・デザインに求められるものとは?

近年の人口減少やコロナ禍での需要急減を受け、崩壊の危機にある地域交通に対して、国は、3つの共創(官と民の共創、交通事業者間の共創、他分野を含めた共創)とDX、GXによる「地域交通のリ・デザイン」という新たな枠組みを掲げ、法整備や予算強化を進めています。持続可能な地域交通の構築を目指すために、本セミナーでは自治体や交通事業者その他様々な分野との連携も含めた需要・供給両面の取組み強化に向けたポイント等をご紹介します。

上下水道事業におけるイノベーションとは

上下水道実務者や地方公共団体などを対象としたウェブキャストを開催いたします。上下水道事業におけるDXをはじめとしたイノベーションの最新動向や最新技術、自治体における最新の取り組み事例を紹介した上で、有識者および自治体、民間企業によるパネルディスカッションを実施いたします。



    EYのインフラストラクチャー・コンサルタントにお問い合わせください
    より詳しい情報をご希望の方はご連絡ください。




    EYの最新の見解

    バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)投資の指針となる4つのポイント

    RECAI 63:系統の不安定化を受け、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)への需要が⾼まっています。EYが作成した国・地域別のBESS市場の魅力を示すランキングは、BESSへの投資機会・投資戦略の参考となるでしょう。

    社会インフラ(自治体インフラ)の持続可能性を考える ~地域における社会インフラ運営のあり方を再定義~

    地方自治体が抱えるインフラ事業は、人口減少時代の厳しい経営環境の中、施設の老朽化や脱炭素への対応などさまざまな課題に直面しています。このような状況下において、将来的なインフラの持続可能性を考えるヒントとして、地方自治体、民間企業における社会インフラ分野での新たな取り組みを紹介します。

    上下水道事業におけるイノベーションとは

    上下水道実務者や地方公共団体などを対象としたウェブキャストを開催いたします。上下水道事業におけるDXをはじめとしたイノベーションの最新動向や最新技術、自治体における最新の取り組み事例を紹介した上で、有識者および自治体、民間企業によるパネルディスカッションを実施いたします。

    「広域的・包括的・複合的なインフラ管理」による官民連携の新しいカタチ(前編)

    自治体が管理する道路や上下水道などの社会インフラは今、「人口減少」「設備の老朽化」「担い手不足」という三重苦の中で危機的状況にひんしています。 減りゆく労働人口は税収や料金収入の減少をもたらし、設備の老朽化は複数のインフラにわたって同時多発的に顕在化。また、自治体職員の採用難はとりわけ土木関係の技術職において深刻の度合いを増しています。 日本社会はこの事態をどう乗り越えればいいのでしょう。鍵を握る官民連携の新しいあり方について多角的に考えるセミナーを開催しました。

    「広域的・包括的・複合的なインフラ管理」による官民連携の新しいカタチ(後編)

    苦境に立たされた社会インフラの維持・運用はもはや個々の自治体だけの問題ではなく、広域的な官民の強みを生かした柔軟な事業スキームの実現により、一刻も早く解決に向かうことが急務です。 そのためには、民間企業も業種や守備範囲の壁を越えて手を結び、設備計画から運営・管理、料金徴収までのインフラ事業運営全体を担う存在へと変容する必要がありそうです。 その観点から、セミナーの開催レポート後編をお届けします。

    洋上風力事業を巡る世界的潮流は、業界を新たな方向へと進ませるのか【RECAIシリーズ】

    洋上風力発電セクターは激動の最中にあり、これが今後の大規模エネルギープロジェクトの立ち上げ方と資金調達の仕方を変えるかもしれない(Turbulent times in the offshore wind sector could change the way large-scale energy projects are built and funded in future)。RECAI第62号を読む

    パブリックバリュー(PV)の観点から見た地域交通の持つ社会的価値とは?

    地域交通は、地域の人々の生活の維持・向上やウェルビーイングの観点から社会的価値の高い事業です。 この地域交通について、組織活動による社会への影響度を普遍的に捉える指標として欧州等で研究が進む「パブリックバリュー(Public Value :以下「PV」)」を用いて分析することで、地域での議論の一助とすべく、調査を実施しました

    地域経営型官民連携(PPP/PFI)を実践するシュタットベルケとは

    人口減少下において厳しい経営環境にさらされている日本のインフラ業界、その中でもより厳しい環境下にある上下水道等の公共インフラが取り組むべきアクションは何か。ドイツにおいて地域インフラサービスを担っているシュタットベルケの取り組みから学びます。

    Water 4.0: 水資源管理のデジタル化

    人工知能(AI)、機械学習、モノのインターネット(IoT)などのデジタルテクノロジーが、水道システムの効率化とサステナビリティ向上に貢献しています。

    人口減少や施設の老朽化。苦難に立ち向かう水道事業。市民に安全な水を届けるための官民連携のサステナブルなあり方とは?

    熊本県荒尾市の水道事業では、2016年4月から国内で最も広範な業務を民間事業者に任せる包括委託(官民連携事業)を導入しました。包括委託の導入に至った理由や包括委託から生まれた変化、そこから見えてくる水道事業における官民連携のあり方について同市企業管理者の宮﨑隆生氏に話をお聞きました。

    通信タワーセクターは欧州の経済にどのような貢献をしているのか

    独立系通信タワー事業者は今後も重要な役割を担い、長期間にわたり欧州のその時代のデジタル経済を支えることになるでしょう。

    脱炭素に向けた水素ビジネスを取り巻く主要先進国の政策的支援の状況と日本企業の取り組み

    【EY Japan】水素の要素技術開発で先行してきた日本が、ビジネス面でリードする欧州など主要先進国での取り組みや施策をどのように活用し、脱炭素に向けた水素ビジネスを加速できるでしょうか。

    上下水道などの公共インフラは気候変動や脱炭素社会化へどう対応するか

    【EY Japan】脱炭素社会化に向け、国内の電力使用量の約1.5%を消費する上下水道事業にとって、地球温暖化対策は避けては通れない命題です。省エネルギー設備の導入だけでなく、地域における再生可能エネルギーの普及や電力の安定化なども上下水道事業者にとっての新たな施策となり得ます。

    EY Value Realized 2024

    EYは、「Building a better working world~より良い社会の構築を目指して」をパーパス(存在意義)としています。クライアント、人々、そして社会のために長期的価値を創出し、資本市場における信頼の構築に貢献します。アシュアランス、コンサルティング、法務、ストラテジー、税務およびトランザクションの全サービスを通して、世界が直面する複雑な問題に対し優れた課題提起(better question)をすることで、新たな解決策を導きます。

    再エネ海域利用法の施行により変化した洋上風力発電事業に参入するための留意点とは

    洋上風力発電事業への参入のためには、長期占有を前提として、事前の入念な準備と地域共生が鍵となります。

    ドイツ・シュタットベルケにみる市町村が抱えるインフラ・公共サービスの課題解決の羅針盤

    人口減少に伴う財源収入の減少、施設の老朽化、人材不足。日本の市町村が抱えるさまざまな課題について、ドイツのシュタットベルケの成功事例から課題解決のヒントを探ります。

    米国公共水道事業の官民パートナーシップに関する三つの質問

    公共水道事業における官民パートナーシップの活用はいまだ限定的。EYと米国水道協会の調査で、その理由の一部が明らかに。

    一層厳しい事業環境にある地域交通事業を、地域一体で再構築していくために重要なポイントとは?

    全国各地で主に担い手不足を理由とした路線バス、タクシー、地方鉄道等の廃止・減便がクローズアップされる等、地域交通の事業環境が悪化する中、多様な「共創」の取り組みを有効に機能させ地域一体での事業再構築をしていくためには、取り組みのフェーズごとに実現していくべき要素・ポイントがあります。

    「3つの共創とDX、GX」による地域交通のリ・デザインに求められるものとは? セミナー開催レポート(2023年5月31日実施)

    人口減少・少子高齢化という事業環境の変化の中、地域交通は利用者離れ、担い手不足の深刻化など多くの課題に直面しています。一方で、地域交通の再構築=リ・デザインに関するさまざまな議論や取り組みが動き出しています。