DXで変える水の流れ~上下水道におけるDX、イノベーションの方向性を考える~


上下水道事業においては、人口減少に伴う上下水道事業職員の減少や水道料金・下水道使用料の収入減少、施設の老朽化といった課題への対応として、省人化、効率化、コスト削減が必要となっており、DXをはじめとする新技術はそれらに対応する重要な糸口と考えられております。
また、地震をはじめとする自然災害や脱炭素など新たな課題への対応のためにも、上下水道事業においては新技術への注目が高まっております。

今回のウェブセミナーでは、上下水道事業におけるDXの取組と今後のイノベーションの方向性についてご紹介いたします。

あわせて、「これからDXに踏み出すために何が必要になるか」、「DXに実際に取り組む上で何が必要になるか」について皆さまと共に考えてまいります。

日時:2025年1月16日(木)14:00~16:30
対象者:水道・下水道実務者、水インフラ関連企業の担当者、地方公共団体および公的機関の財務担当者
参加費用:無料

プログラム:

【第1部】上下水道事業におけるDX導入の最新動向

14:00-14:05

ごあいさつ、視聴にあたってのガイダンス

福田 健一郎
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
インフラストラクチャー・アドバイザリー  アソシエートパートナー

14:05-14:15

上下水道分野におけるDX・新技術の導入に関する動向

松村 隆司
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
インフラストラクチャー・アドバイザリー   ディレクター

14:15-14:30

上下水道事業の効率化に向けた取組

茨木 誠 氏
国土交通省 上下水道審議官グループ 上下水道技術企画官

14:30-14:45

水道事業におけるDX立ち上げの取組

海戸 深幸 氏

阪神水道企業団  経営企画課

14:45-15:00

官民連携事業を起点としたDXの実現

佐野 和史 氏
富士市  上下水道部下水道施設維持課

15:00-15:15

第一部に関する質疑応答

15:15-15:20

【休憩】

【第2部】パネルディスカッション

15:20-15:30

上下水道のDXにおける課題、望まれること

加藤 裕之 氏
東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻 特任准教授

15:30-15:40

海外と国内のDX推進の違い

伊藤 万葉 氏
ヴェオリア・ジェネッツ株式会社  官需事業開発本部 シニアマネージャー

15:40-16:25

【パネルディスカッション】上下水道事業でDXを実現していくには

加藤 裕之 氏
東京大学大学院工学系研究科 特任准教授

茨木 誠 氏
国土交通省 上下水道審議官グループ 上下水道技術企画官

佐野 和史 氏
富士市 上下水道部下水道施設維持課長

海戸 深幸 氏
阪神水道企業団 経営企画課

伊藤 万葉 氏
ヴェオリア・ジェネッツ株式会社 官需事業開発本部 シニアマネージャー

【モデレーター】
松村 隆司
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
インフラストラクチャー・アドバイザリー ディレクター

16:25-16:30

クロージング

福田 健一郎
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
インフラストラクチャー・アドバイザリー アソシエートパートナー

ゲストスピーカー:
 

  • 加藤 裕之 氏
    東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻 特任准教授
    国土交通省・下水処理場運転操作DX検討会・座長

    建設省下水道部に入省、その後、滋賀県下水道課長、日本下水道事業団計画課長、国土交通省下水道事業調整官、流域管理官、下水道事業課長などを歴任。東日本大震災の現地支援、国際水ビジネス、ビストロ下水道など多様な新プロジェクトの立ち上げに関与。
    2020年より東京大学大学院にて、新しい地域プロジェクトの企画・推進、地球温暖化対策や地域資源活用型の新たな下水道システムの開発、国内外の官民連携についての研究などを実施。
    著書「フランスの上下水道経営-PPP・コンセッション・広域化から日本は何を考える」、「上下水道事業PPP/PFIの制度と実務」(共著)など多数。

  • 茨木 誠 氏
    国土交通省 上下水道審議官グループ 上下水道技術企画官

    2001年日本下水道事業団に入団。2011年国土交通省に入省後、下水道企画課課長補佐、滋賀県下水道課長、JICA専門家ベトナム下水道政策アドバイザー、内閣府PPP/PFI推進室企画官等を経て、2024年より現職。上下水道の予算や技術開発等を担当。

  • 佐野 和史 氏
    富士市 上下水道部下水道施設維持課長

    1994年富士市入庁、2024年上下水道部下水道施設維持課長(現職)。下水道事業における官民連携手法を活用したDX、GXの取組に従事。総務省「地方公共団体の経営・財務マネジメント強化事業」アドバイザー、技術士(衛生工学部門、上下水道部門、総合技術監理部門)。

  • 海戸 深幸 氏
    阪神水道企業団 経営企画課 情報システム係

    地方公営企業である阪神水道企業団において、バックオフィスを中心とする業務改善、システム導入、DX推進などに従事。
    多様な価値観を受容しながら、現場視点の提案を尊重し、業務効率化と組織文化の変革に貢献。

  • 伊藤 万葉 氏
    ヴェオリア・ジェネッツ株式会社 官需事業開発本部 シニアマネージャー

    国内水処理プラントメーカーを経て、2015年にヴェオリア・ジャパン(当時)に入社。
    仏グループ会社にて、上下水道オペレーションへのデジタル技術導入促進に携わった経験を生かし、イノベーション関連事業やPPPの開発・提案に従事。
     

EY登壇者:

  • 福田 健一郎
    EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
    インフラストラクチャー・アドバイザリー アソシエートパートナー

    民間シンクタンクを経て、2012年に EY新日本有限責任監査法人に入社。2021年9月よりEYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社。水道・下水道事業について、経営、料金、財政制度、広域化、官民連携および海外展開に関する多数のアドバイザリー業務実績を有する。上下水道における経営戦略などの策定支援のほか、大阪市水道局民営化支援業務、浜松市公共下水道終末処理場運営事業支援業務などのPPP案件や、デジタル化支援案件などを多数統括。「人口減少時代の水道料金はどうなるのか?(水道料金全国推計)」プロジェクトの発起人。

  • 松村 隆司
    EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
    インフラストラクチャー・アドバイザリー ディレクター

    大手総合水事業会社を経て、2013年に EY新日本有限責任監査法人に入社。2021年9月よりEYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社。水道、下水道、公営ガスなどのインフラ事業などにおける経営計画の策定、経営改善、官民連携、インフラ事業の海外展開、ICT/DX活用などに関する官公庁向け・民間企業向け政策アドバイザリー業務を多数実施している。総務省「地方公共団体の経営・財務マネジメント強化事業」アドバイザー、技術士(上下水道部門)、環境計量士(濃度関係)。

 

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