ファイナンス・コンサルティング・サービス

経営環境の急速な変化に伴い企業の課題が複雑化する中で、CFOおよびファイナンス組織はその役割を進化させていくことが求められています。

EYのファイナンス・コンサルティング・サービスは、CFOが長期的価値創出と社会課題解決を通じたサステナブルな成長をリードするためのファイナンス組織としてのケイパビリティ獲得を支援します。


社会経済に構造的な変化をもたらす大きな潮流(メガトレンド)は企業にとってこれまでにない複雑な課題を生み出すと同時に成長の機会を提供しています。そうした中、CFOは従来のような短期的な利潤や効率性の追求にとどまらず、非財務を含めた長期的価値創出をリードし、社会課題解決を通じてサステナブルな成長を可能とする経営を実現することが求められています。

finance-talent-transformation-chart01

*1 「既存領域の深化」と「新領域の探索」を両立させる経営管理手法
*2 Created Share Value: 共通価値の創造。社会的価値の創出と企業の経済利益活動を同時に実現すること


長期的価値創出と社会課題解決によるサステナブルな成長というCFOの新たなミッション遂行のためにファイナンス組織はそのケイパビリティを大きく転換させ、経理処理や財務報告を正しく行うことにフォーカスした従来のScore Keeperからビジネス視点で事業側の意思決定に参画するBusiness Partnerへとその役割を進化させる必要があります。

finance-consulting-services-japan-chart02

この役割の進化を実現するために、さまざまな変革ドライバーを活用してオペレーションコストを削減し、より戦略的な活動に人的リソースをシフトさせるだけでなく、それぞれの役割をステークホルダーに対して高い付加価値を提供するものへと高度化させていくことがEYの考える将来のファイナンス組織への変革のアプローチです。例えば、全体の工数を100としたときに、デジタルトランスフォーメーション(DX)などを活用して現在の機能に必要となる工数を50まで削減させ、戦略的な育成や採用により確保したファイナンス人材をより高度な機能に配置することで、工数規模としては80程度となるように組織のスリム化と高付加価値化を実現させるといったイメージです。

finance-consulting-services-japan-chart03

EYのファイナンス・コンサルティング・サービスは、その変革のための戦略策定からプロセス、オペレーティングモデル、データ・テクノロジー、人材の高度化・最適化に至るまでファイナンス組織の変革に対して包括的な支援を行います。





最新の見解

企業の長期的価値創造プロセスの中でCFOが担うべき役割の変化とは?

長期的価値創造が求められる中で、CFOのマネジメント領域は“単なる財務状況からもたらされる帳簿価値”から“財務・非財務問わず全てのビジネスアクションから生み出される企業価値”へと遷移しています。

現代のCFOが抱える3つのジレンマとその解消に向け取り組むべき7つのアジェンダ

EYが多くのCFOと対話する中で、CFOが典型的に抱える3つのジレンマを解明し、そのジレンマを解消するための施策について7つのCFOアジェンダとして整理しました。

ディスクロージャーをはじめとする税務変革は経営管理全体の課題に

今、BEPS 2.0 Pillar 2やESGにおける税務ガバナンス開示のように、税制を巡るルールが大きく変化しつつあります。もはや税務に関連する問題は税務部門だけにとどまるものではありません。企業価値に影響を及ぼす経営管理全体の問題であり、その対応に向け、テクノロジーの活用や税務組織の見直しといった取り組みをトップダウンで進めていく必要があります。

単なるコスト削減だけに終わらない 高度なGBSやシェアードサービスが企業にもたらす本質的な価値を見つめる

GBSやシェアードサービスは、単なるコスト削減のための手段にとどまらず、企業およびグループ全体の価値を高めていく原動力です。さらにサービスを高度化し、インテリジェントなGBSを通じて、いっそう経営に貢献していくことができるでしょう。

「プロセスファースト」の考え方が重要である理由

「プロセスファースト」の考え方は、効率性を高め、トランスフォーメーションにおける初期投資に対し効果を生むために不可欠です。

Long-term value -持続的成長のためのKGIとは

【EY Japan】LTV(Long-term value)指標そのものや、その導入アプローチを紹介するとともに、LTVを経営管理として浸透させていくためのCFO組織における課題について考察します。

CVO:Chief Value Officer-CFOの次のステージ-

【EY Japan】今後5~10年の間に、CFOの役割は、企業の長期的価値を創出する原動力としての「CVO:Chief Value Officer」に進化させる必要があると考えます。EYが定義するCVOについて、解説します。

    関連イベント・セミナー

    令和時代における新しい経営をCFO視点から考察する ~CFOが取り組むべきアジェンダと付加価値分配の在り方~ ――早稲田大学教授 スズキトモ氏をお招きして

    企業間競争の激化、複雑化する資本市場、少子高齢化といった社会構造変化が進行する中、CFOは多様なジレンマのバランスを取りながら、経営参謀としての役割を果たしていく必要があります。 本セミナーでは、ポスト「失われた30年」時代を生き抜くために必要不可欠なCFOが取り組むべきアジェンダの全体像について考察した上で、昨今注目を集めている「マルチステークホルダー資本主義」における主要論点である、付加価値の適正分配について深堀りして解説します。 ※本イベントは対面のみを予定しております。



      お問い合わせ
      より詳しい情報をご希望の方はご連絡ください。