Zero based Budgetingとは、前年度を基準とした従来の予算策定手法ではなく、ゼロベースで予算を作成し、予算管理の計画を策定するプロセスです。企業文化、経営方針、管理体制および計画プロセスを整備するとともに、ゼロから予算の見直しを図ることで、本来あるべき過去実績のみにとらわれない予算策定を実現し、無駄なコストの削減につなげます。
Zero based Budgetingを適切に管理・運用することにより、CFOおよびファイナンス組織がオーナーとして主体的に参画し、組織横断的なチームを形成しながら全社でコスト削減に取り組むことで、中期経営計画などの経営指標を即時に予算に反映し、コストに対する企業体質を変えることに役立つでしょう。営業利益率の向上のような短期的な効果だけではなく、企業文化としてコスト意識を根付かせる長期的な効果を創出することがZero based Budgetingの特徴です。
EYでは、Zero based Budgetingの実行に当たり、コスト削減活動の監視および着実な推進に向けて以下のようなサービスを提供しています。
Value chain Financeとは、製造業が事業バリューチェーンの各プロセスにおいて、日々の事業活動の実行過程で損益最大化を図るための管理会計手法です。事業環境の変化と不確実性のスピードが日進月歩で加速し、あらゆる企業にとってレジリエントな経営が求められている今、事業活動の「結果」を評価し、次の「計画」に生かすPDCAサイクルでは事業環境変化のスピードに追随できず効率的に利益か確保できない状況です。
Value chain Financeを適切に管理・運用することで、意思決定に必要な情報が部門間やライフサイクルの各プロセスで分断・分散された状況から脱却し、情報の共有化を図ることで現場による意思決定の質を高めます。また、事業のバリューチェーンの各プロセスで適切な戦略策定と全体最適の視点でのマネジメントの見直しを可能とし、事業競争力を向上させます。
【EY Japan】EYのサプライチェーン&オペレーションズ(Supply Chain and Operations)コンサルティングチームでは、世界のサプライチェーン課題の複雑性が増す中、高い専門性を持つサプライチェーン専門のコンサルタント集団が、企業の強靭かつ持続性あるグローバルサプライチェーンの構築を支援します。