EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
グローバルに拠点展開した企業は、業務・システムの標準化、そしてその先を行く最適化を目指してプロジェクトを発足させます。グローバル標準化・最適化の過程として、特定の国・地域(拠点)を対象とした個別展開からグローバル化は始められ、現在では多くの企業で標準化に取り組んでおり、最適化に着手し成果を上げ始めた企業も出始めています。
ところが、プロジェクトを始めると、代表となる拠点流のマネジメント、リソース(専門人材や社内アセットなど)を用いたはずが、種々の課題に直面し、往々にして効率的に進捗しないのが現状です。そして散見することができる課題は、実はどのグローバルプロジェクトでも“よくある課題“として容易に挙げられていますが、解消するためのソリューションを導くことが困難な傾向にあります。
本サービスでは、業務・システムの標準化、最適化を推進するためのメソドロジーと、その側面を支えるための基幹となるテンプレートの構築に始まり、パイロットでの期待効果検証や、全面展開した後各拠点にてオペレーションが安定稼働するまでの支援を提供します。
業務・システム要件の標準化は、共通(汎用)化することにより効果が得られる要件をコアとして定義します。柔軟性を持たせる業務要件をエッジと定義し、複数拠点でのコスト削減や業務手順の簡素化などに有効である要件をオプションとして仕分けし、個別に対応が必要となる拠点固有の要件をローカルとします。
共通業務要件とオプションが標準化の対象となります。これらの区別を明確にすることが、標準化成功の重要なポイントです。
グローバル標準・最適化プロジェクトを迅速に、効果的に、かつ安全に進めるためには、グローバルテンプレートを構築し、パイロットにてテンプレートを検証し、最適化した後、各拠点への展開計画へと実施することが重要です。
適切なテンプレート構築アプローチとして、1. 標準化モデルの策定、2. パイロット展開、3. 全面展開を定義し、プロジェクトを推進することを提案します。
各拠点でのグローバルテンプレート導入時(ロールイン)には、展開先企業固有の事業や周辺システムは考慮されておらず、ロールイン特有の要件や課題を早期にキャッチアップしてソリューションを策定することが重要です。そのためには、テンプレートの理解、グローバルとのコミュニケーションや対応するためのソフトスキルが求められます。
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