EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
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EY.ai ― スムーズなAI導入をサポートする、人間の能力と人工知能を統合型プラットフォーム
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テクノロジーコンサルティングでは、最高デジタル責任者(CDO)や最高情報責任者(CIO)など、企業で重要な役割を担うCxOにとって最も信頼のおけるパートナーであり続けることを目標に、CxO目線で中長期的な価値創出につながるコンサルティングサービスを提供します。
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デジタル・プラットフォームは、デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組み、大きな変革を進める企業を支援しています。戦略やアーキテクチャーの構築から本番での稼働に⾄る⼀連のソリューション導⼊サービスに対応しています。各企業に向けて、独⾃の課題に応じたテクノロジー活⽤型プログラムをご提案します。
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クラウドネイティブなアーキテクチャに移行すると、AIやMLのモジュールをシームレスに統合できます。その結果、リアルタイムで学習するアルゴリズムがあらゆる意思決定や顧客とのエンゲージメントを強化する、いわゆるコグニティブ(認知型)ビジネスモデルを創出し、適用することが可能になります。このことは、84%がクラウドへ移行することにより、ビジネス用途に初めてAIを導入することが可能になったという回答結果にも裏付けられます。さらに、一定数(42%)の企業は、このクラウドへの移行がイノベーションプロセスにAIやMLを取り入れるのに役立ったと回答しています。
オープンデータ標準や関連ツールの採用が進むと、将来的にはマルチクラウド環境でのデータの流動性がさらに高まると考えられます。こうした方向性を見据えて、データがどこにあっても、リアルタイムでビジネスに活用できる戦略的な資産となるデータをAIによる分析や意思決定に役立てることができるのです。
また、もう1つの発展的側面では、エコシステムの重要性が一層高まることが見込まれます。完全にクラウドネイティブなサービスを構築するには専門的な技術知識が必要になり、多くの企業にとってすべてを内製化することは現実的ではありません。自社だけでは充足できない技術力や機能のギャップを解消するため、より多くの企業が他社とのパートナーシップを通じてエコシステムを形成する動きが見られます。クラウドは異種システムを統合し、効果的なエコシステムの導入を支える鍵となります。その一方で、プロバイダーとの協働には、市場の動向を踏まえた俯瞰的な視点でビジネスを理解することも求められます。
現時点では、クラウドネイティブな環境であっても、異なるプロバイダーからのコンポーネントを自由に選択できる柔軟性に欠けています。クラウドネイティブ開発の多くは「サービスとしてのプラットフォーム(PaaS)」を基盤としています。将来的には、企業は必要とする機能をさまざまなコンポーネントから選び、組み合わせて使いこなす能力が求められるようになるでしょう。クラウドネイティブなブロックを積み上げるコンポーザブルアーキテクチャを基盤とすれば、企業はプロセスを素早く拡大し、必要に応じて調整することが可能となります。