EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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EYとEYパルテノンは、貴社の志の実現に向けた戦略策定を支援します。テクノロジーを活用し、ポートフォリオに合わせて、変革により実現します。
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主なポイント
経営幹部は自己変革のための投資を行い、連携とコミュニケーションを通じて、「私たち」視点のアプローチを積極的に実践する。
2. 動機付ける(ビジョン):組織全体の共感を得られるビジョンを設定する
ビジョンは組織全体の一体感や士気を高めるだけでなく、変革の基盤として重要です。それゆえに、経営幹部は、自身の固定観念を拭い去り、社外や他業界に目を向けて説得力のあるビジョンを設定する必要があります。新たな視点から気づきを得るためにアンテナを広く張り、まったく新しい機会を特定するためにフューチャー・バック思考を実践し、組織全体の共感と一体感を醸成することができるビジョンを描くことが不可欠です。変革が高い成果を上げた企業の回答者の半数近く(47%)が、「変革のビジョンは明確かつ説得力のあるものであった」と回答しているのに対し、変革が期待を満たしていない企業では26%にとどまっています。
変革のビジョンを実現するためには、経営幹部は、何をすべきかだけでなく、なぜ変革が必要なのかを明確に伝える必要があります。本調査でも、経営幹部のこうした説明が変革成功率の向上につながると回答した従業員は71%を占めており、ビジョンを単に認識させるだけでなく、ビジョンに対する深い共感を育むことが経営幹部には求められます。
変革が期待を超えた成果を上げた企業の場合、回答者の半数(48%)が、変革の必要性について会社側から明確な説明があったと回答したのに対し、変革が期待を満たしていない企業では25%でした。
主なポイント
組織全体の共感を得られ、従業員の意欲を高められるようなビジョンを設定する。