EY Japan 統合報告書 2023

Community

次世代を担う人材の支援、社会に影響力を持つ起業家との協働、そして持続可能な環境の早期実現に重点的に取り組みます。







2014年に日本政府は地方創生を発表し、2020年に世界経済フォーラム(WEF)は「ステークホルダー資本主義指標」を公表しました。

EYは2018年に立ち上げたEY Ripplesを通じて、地域活性化に向け、メンバーの専門的スキルと経験を活用し、社会課題解決に貢献する仕組みを構築しています。また、STEM(科学・技術・工学・数学)分野の人材や会計士への教育支援活動、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルーシブネス)推進のほか、EY Tech MBAやEY Badgesなどを通じたキャリア形成機会の提供にも力を入れており、次代の日本を担うビジネスリーダー育成を支援するものとして、EY Entrepreneur Of The Year™ ※1、EY Entrepreneurial Winning Women™ ※2、Women Athletes Business Network ※3 、EYアクセラレータープログラムを継続して実施しています。

EY Ripples

EY Ripplesは、EYがグローバルで展開している、企業としての責任(CR)プログラムです。EY Ripplesを通じ、EYは「次世代教育・就労支援」「社会的に影響力のある起業家との協働」「持続可能な環境への取り組み」の3つの分野にフォーカスした活動を行っています。

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の達成へ貢献することを目指し、世界の人々の生活をより良いものにしていくために、私たちプロフェッショナルが持つ知識、スキル、経験を最大限に活用しながら、新たな価値を生み出しています。EY Ripplesはグローバル全体での目標として、2030年までに10億人の人々の生活を向上させることを掲げています。

EY intergrated report poster

SDGs 持続可能な開発目標


具体的な取り組みの例

次世代教育・就労支援

EYは、世界で活躍するリーダーを育成する企業として培ってきた経験を生かし、次世代の子どもや若者、十分に教育を受けられなかった人が、技術や社会の変化が激しいこれからの時代をリードし、有意義な仕事をするために必要な考え方やスキルを身に付けられる機会を提供しています。中高生向けには会計講座やキャリア教育講座、大学生向けにはデザイン・シンキング・セッションや寄附講座などを開催しています。

社会的に影響力のある起業家との協働

インパクトアントレプレナーと呼ばれる社会起業家は、地球規模の課題に対して、より良い解決策に取り組み、SDGsの達成へ貢献する活動を推進しています。EYはメンタリングやビジネスに関するテーマのセッション、ネットワークの拡大をサポートするアクセラレータープログラムを通じて、起業家のビジネスや社会に良い影響を拡大できるようサポートしています。

持続可能な環境への取り組み

EYはEY Ripplesの活動を通じて、サステナビリティへの理解を深める活動や経済的活動と環境保護・再生を両立する新たなやビジネスモデルの推進を支援しています。環境問題に関わる重要課題に取り組む起業家への支援、次世代に向けた環境リテラシーを高めるためのワークショップの提供に加え、EYのメンバー自身が市民科学者として生態系の研究プロジェクトのサポートに参加するなど、その活動範囲を年々広げています。

キャリア教育プロジェクト:オフィスツアー(日本)

キャリア教育プロジェクト:オフィスツアー(日本)

※1 EY Entrepreneur Of The Year™

新たな事業領域に挑戦するアントレプレナーの輩出を支援するため、1986年にEYが創設した国際的アントレプレナー表彰制度です。世界に進出するアントレプレナーの支援、コミュニティの形成など、次代を担うアントレプレナーのサポートを推進しています。現在、約60カ国・ 145都市を超える国や地域で開催されており、世界で最も名誉あるビジネスアワードの1つとして認知されています。

※2 EY Entrepreneurial Winning Women™

組織をリードする女性経営者が、障壁を乗り越え、事業を拡大し、グローバルのマーケットリーダーへと成長することを支援するために、2008年に米国で始まったプログラムです。当プログラムを通した女性経営者ネットワークは、2023年では55カ国・地域以上、800名以上に及びます。日本では2013年から活動を開始し、事業のスケールアップを目指す女性経営者に、EYが培ってきた知見、経験と、さまざまなネットワークを提供しています。

※3 Women Athletes Business Network(WABN)

EYでは、女性アスリートがスポーツ界で達成した成果をビジネス分野でも生かすことができると考えています。スポーツを通じて培ったスキルに注目し、起業家精神の育成や会計知識などのビジネススキルの習得を目指す「WABNアカデミー」やメンタリングを提供することで、スポーツの世界からビジネスの世界へと活躍の場を移す際の支援を行っています。WABNは、女性アスリートとビジネス界を結び付ける役割を担っています。

ニュースリリース

EY Japan、福岡でのメタバースなどを活用した次世代教育プログラムを支援

EY Japan(東京都千代田区、チェアパーソン 兼 CEO 貴田 守亮)は、福岡を中心に子どもの教育格差をなくすため、学校に通えない子どもたちが通うオルタナティブスクールを運営している認定NPO法人エデュケーションエーキューブ(福岡県福岡市、代表理事:草場 勇一)が実施する、子どもたちがメタバース体験やデザインシンキングの授業など最新のデジタルテクノロジーやマインドセットを学ぶ全4回のプログラムを支援します。

EY Japan、「かごしまデジタル女性(おごじょ)プロジェクト」にビジネススキルのトレーニングを提供

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:近藤 聡)は、鹿児島市(市長:下鶴 隆央)と、「でじたる女子活躍推進コンソーシアム」が連携して実施する、デジタル分野で活躍する人材を育成することで、鹿児島の女性の自立と活躍の推進およびデジタル産業の活性化を図ることを目的とした、「かごしまデジタル女性(おごじょ)プロジェクト」に対して、参加者のビジネススキルの向上を目指すワークショップなどの教育コンテンツを提供します。

EY Japan、長期的価値(LTV)ビジョンに基づく自社取り組みの23年度実績を発表

EY Japanは、経済社会・クライアント・自社における長期的視点での価値創造を行うLTV(Long-term value、長期的価値)ビジョンに基づく自社の取り組みに対する2023年度(2022年7月~2023年6月)実績を発表しました。

「EY Winning Women 2023」に5名のファイナリストを選出

EY Japan(東京都千代田区、チェアパーソン 兼 CEO 貴田 守亮)は、EY Entrepreneurial Winning Women™(EWW)が主催する2023年度のEY Winning Women に、5名の女性アントレプレナーを選出したことをお知らせします。

EY Japan、女性アスリートのセカンドキャリア構築を支援するEY Japan WABNアカデミーを開講

EY Japan(東京都千代田区、チェアパーソン 兼 CEO 貴田 守亮)は、女性アスリートのセカンドキャリア構築を支援するプログラム「EY Japan Women Athletes Business Network(WABN)アカデミー」を開講しました。今年で第3期となるWABNアカデミーは10月24日の開講から7カ月にわたりEYのプロフェッショナルらによるビジネスセッション、1on1メンタリング、グループワークを提供し、セカンドキャリア構築をサポートします。

    関連記事

    SDGsの議論と共に重要性の高まるパーパス経営

    パーパス経営とは、商業的な価値と社会的な価値を両立させることで、多様なステークホルダーに価値を提供する経営である。企業にとってパーパスは道しるべになり、行き過ぎを止める防御壁の役割も果たす。実現には、長期的かつ逆算的な視点による計画の立案、各社員へのパーパス経営の思考の浸透が必要不可欠である。

    女性アスリートが語る自分らしく生きるために必要な「P・O・W・E・R」とは

    女性アスリートとしての経験から、自身の能力を最大限に生かしてインパクトのある行動を取るためのヒントを得るためのフレームワークをご紹介します。

    将来役立つスキル習得の機会を拡大するには

    EY Future Skills Workshopsのようなプログラムにより、生きていく上で不可欠な知識を誰もが習得しやすくなります。


      EY Japan 統合報告書 2022

      Integrated Report 2022


      お問い合わせ
      詳細をご希望の場合はお問い合わせください