EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
近年、企業による生物多様性/自然資本への取り組みの必要性が急速に高まっています。その方向性を考えていく上で重要な鍵となる自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)や生物多様性条約について、策定状況や生物多様性条約第15回締約国会議(CBD COP15)などの最新の動向を解説します。
TNFDにおける目標設定の際に参考とされるのが、2022年12月のCBD COP15にて決定した目標群です。
本セミナーではなぜ今、生物多様性が重要視されるのかについて触れ、最近アップデートのあったTNFDの動向も押さえながら、CBD COP15における決定事項が今後どのような影響をクライアントに及ぼすかを解説し、EYは、それらの課題解決へ向け、どのように支援していけるかを説明いたします。
言語:日本語のみ
参加費:無料
プログラム
14:00~14:05:開会のごあいさつ
EY Japan CCaSS アソシエートパートナー 茂呂 正樹
14:05~14:25:基調講演:昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)の達成に向けて
環境省自然環境局野生生物課 課長 中澤 圭一 氏
次期国家生物多様性戦略やGBFの達成に向けた企業への期待とその役割、TNFDやScience Based Targets Network(SBTN)などの非財務情報開示の重要性などを概説します。
14:25~14:40:CBD COP15報告および企業の関心と動向
EY Japan CCaSS シニア イヴォーン・ユー
CBD COP15で採択された主な決議およびビジネスとの関連性を解説し、当会議における企業の関心と動向について紹介します。
14:40~15:00:TNFDについて
EY Japan CCaSS マネージャー 多田 久仁雄
来年公表予定の自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)について、この11月にベータ版v0.3版が公表されました。
前バージョンからの変更点など、最新の情報について概説します。
特に「リスクと機会の評価プロセス(LEAPアプローチ)」に関して、実際にどのように適用できるかについてケーススタディを交えながら解説します。
15:00~15:15:GBFの達成に向けた対談
15:15~15:25:質疑応答
15:25~15:30:閉会のごあいさつ
EY Japan CCaSS アソシエートパートナー 茂呂 正樹
ご登壇者:
中澤 圭一 氏
(Keiichi Nakazawa)
環境省 自然環境局野生生物課 課長
1992年、環境庁(当時)に自然保護系技官(レンジャー)として入庁し、環境省本省(自然環境局、地球環境局)、国立公園などの現場(尾瀬、松本、さいたま)、人事院短期在外研究員(英国)で、自然環境行政に従事。2017年8月から生物多様性戦略推進室長、2018年7月から生物多様性主流化室長併任、2022年7月から環境省自然環境局野生生物課長。現在は、希少種、外来種、鳥獣などの保護管理に関する課題を担当。博士(農学)。
EY登壇者:
茂呂 正樹
(Masaki Moro)
EY Japan
CCaSS アソシエートパートナー
生態学、環境保全のバックグラウンドを持ち、20年以上、環境、サステナビリティの分野に従事する技術士(環境保全計画)。EHS/ESG面でのリスク抽出を得意とし、ほとんどのセクター(農産、食料、廃棄物、ハイテク、化学、医薬、鉱山、製造業全般)の専門性、知識を有する。
多田 久仁雄
(Kunio Tada)
EY Japan
CCaSS マネージャー
20年以上にわたり、環境に関する業務に従事。特に温室効果ガスをはじめとしたESG/サステナビリティ情報に関する第三者保証や関連アドバイザリーに豊かな経験を有する。生態系・自然環境分野、廃棄物リサイクル分野についても実績を有する。
イヴォーン・ユー
(Evonne Yiu)
EY Japan
CCaSS シニア
国連大学研究員として10年間生物多様性の保全、持続可能な農林水産業、海洋問題を専門に研究し、日本と韓国の世界農業遺産の10地域以上について認定申請の技術的支援を行う。生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)のフェローとしても選出。またシンガポール国家交通省の国際関係部長補佐としても歴任。東京大学博士号(国際水産開発)取得。
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)フレームワークのベータv0.2版発行に伴い注目すべき3つのポイント
自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下「TNFD」)フレームワークのベータv0.2版が2022年6月28日に発表されました。これは、2022年3月に発表されたベータv0.1版に続くものです。 本記事では、ベータv0.2版の発表内容をポイントごとに簡単にまとめ、今後日本企業が取り組むべき方向性についてお伝えします。
ポスト2020生物多様性枠組(GBF)の実施に向けてビジネスが求められるトランスフォーマティブチェンジ(社会変革)
生物多様性保全に向けて2030年までの新たな22個の国際目標を含む「ポスト2020生物多様性枠組(GBF)」が今年12月開催の生物多様性条約締約国会議COP15にて採択が予定されています。GBFの新たな目標にはビジネスに関係するものが多く、産業界から関心を集めています。ビジネスとGBFの関係性とその重要性を解説します。
企業による生物多様性/自然資本に係る取り組み(TNFDに対応した開示に向けて)
企業のサステナビリティへの取り組みについて、気候変動に次ぐトピックとして生物多様性/自然資本が注目されています。 気候変動関連情報の開示タスクフォースであるTCFDと同様のものとしてTNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:自然関連財務情報開示タスクフォース)が発足し、フレームワークの策定が進められています。 その概要と、企業が対応しておくべき事項についてご紹介します。
ウェブセミナー視聴お申し込み
※ご出席を希望される方は「登録」からお申し込みフォームにてご記載願います。
※フリーのメールアドレスでのご登録はできません。
※コンサルティングファームなどの同業他社、同業者のお申し込みはご遠慮願います。
※プログラム・講師は変更となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※ウェブセミナー視聴のトラブルシューティングはこちらからご確認ください。
お問い合わせ
EY新日本有限責任監査法人 CCaSS事業部
ウェブキャスト
オンデマンド視聴期限:2023年2月17日(金)
時間
現地時間