EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EY新日本有限責任監査法人 公認会計士 高橋 朗
2019年3月決算会社について、会社計算規則において個別に開示が要求されていない注記事項の開示状況を知りたい。
【調査範囲】
【調査結果】
分析対象会社(211社)について、会社計算規則に明確に規定されていない注記の開示状況を分析した結果は、<図表1>のとおりである。
<図表1> 会社法連結計算書類における開示状況
(※1) 有報開示 |
連結注記表 |
開示割合 |
参考 (※2) 開示割合 |
開示割合 |
|
---|---|---|---|---|---|
資産除去債務 |
62 |
6 |
10% |
6% |
3% |
退職給付 |
210 |
11 |
5% |
5% |
4% |
企業結合 |
63 |
32 |
51% |
51% |
67% |
減損損失 |
129 |
56 |
43% |
44% |
52% |
土地再評価 |
74 |
65 |
88% |
84% |
79% |
税効果 |
211 |
7 |
3% |
6% |
7% |
未適用の会計基準 |
199 |
9 |
5% |
4% |
- |
(※1) 有報の開示会社数には、見出しはあるものの、注記内容が「該当事項はありません」等の記載となっている会社は除外している。
(※2) 前期以前の開示割合の分析対象会社は、前期(232社)、前々期(186社)としていた。
(旬刊経理情報(中央経済社)2019年9月20日号 No.1556「2019年3月期 「有報」分析」を一部修正)
2019年3月期 有報開示事例分析