ビジネスと⽣物多様性: ネイチャーポジティブへの変⾰

SDGsやサステナビリティの考え方の浸透とともに、事業者の生物多様性対応への社会的な期待が、近年急激に高まっています。CDPでは、本年度の質問書から生物多様性の取り組みに関する質問が追加され、また、気候変動に関するリスク、機会についての情報開示フレームワークであるTCFDに倣い、自然関連のリスク、機会の情報開示フレームワークであるTNFDについてもそのベータ版が公開されました。目標の設定についても、SBT for Nature(SBTN)として自然資源に関する野心的な目標設定の基準検討も進められるなど、企業などによる生物多様性/自然資本の保全に向けた取り組みについて、具体的な行動を促す環境が整いつつあります。

このように事業者に求められる生物多様性/自然資本への取り組みは気候変動のそれと類似していますが、期待されている具体的なアクションは明解ではありません。

本セミナーでは、企業が持続可能な社会・ビジネスの実現を目指す中で、ステークホルダーからの評価を得るための生物多様性への対応について、その背景、経営・戦略のレベルで期待されている実践的なアクションについての情報を提供します。

日時:2022年7月12日(火)14:00~16:00
言語:日本語のみ
参加:無料
受講対象者:生物多様性に関する対応を検討されている事業者の皆さま(上級管理職、管理職、環境・ESG・サステナビリティ部門のご担当者など)

プログラム:

14:00~14:05 はじめに

EY Japan CCaSS アソシエートパートナー 茂呂 正樹

14:05~15:00 生物多様性とビジネスに関する動向

生物多様性の深刻な喪失を阻止するよう近年国内外において生物多様性の保全の動きが活発化している中、特にビジネスの役割と貢献が急激に注目されています。生物多様性、自然資本、生態系サービスの基本から説明し、ビジネスとの関連性を解説します。さらに国内・国際的動向と関心事項を整理し、生物多様性と自然資本に向けた企業・事業者ができることをご紹介します。

EY Japan CCaSS  マネージャー 多田 久二雄、シニア イヴォーン・ユー

15:00~15:40 期待される事業者のアクション

生物多様性に関するリスクや機会の特定の実践的な取り組みについて、特にTNFDを考慮して説明をいたします。また、気候変動や人権など、他のサステナビリティに関する課題との関連などについても概説し、事業者のサステナビリティに関する取り組みと生物多様性の位置付けを整理いたします。

EY Japan CCaSS  シニアマネージャー 高村 比呂典

15:40~16:00 質疑応答


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