EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
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次世代サプライチェーンフレームワーク(Supply Chain Reinvention)は、クライアントの売り上げ増加に向けコスト競争力を高め、また根本的なビジネス改善を行うことでサプライチェーンリスクを低減し、業務レジリエンスを拡張します。
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今後の課題
コロナ禍後に経済が回復しているとはいえ、中国の成長スピードは鈍化してきたように見受けられます。労働人口の減少が、こうした状況にさらに拍車をかける可能性が高いものとみられます1。中国の政策立案者は今後、経済成長政策の刷新を余儀なくされそうです。
3月に開催される全国人民代表大会(NPC)の年次立法会議と中国人民政治協商会議(CPPCC)の全国委員会の結果から、不動産市場の課題、成長低迷、共同富裕政策の道筋に関わる政府の政策の優先順位が明らかになるとみられます。
中国政府が気球問題に対して強硬な反応を示していることから、中国はオーストラリアとの通商を回復させる一方、太平洋での軍事演習を活発化させるなど、硬軟織り交ぜた外交政策を続けることになりそうです。
EUは一部分野で中国との関係を今後も維持すると思われますが、その中で争点となる可能性が高いのが中国政府とロシア政府との関係です。またより広い視点から、EUはサプライチェーンのリスク軽減を図ることになるでしょう。
一方、米国は対中投資に対して透明性要件と規制を課すことになりそうです。また、米国議会は中国に対する戦略的競争力を強化する新たな法案の検討に入ると思われます。