EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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消費者エンゲージメントで支持を得、価値をもたらし、信頼を築く
消費者は家計への懸念から⽣活を切り詰め、価値観を⾒直しています。企業はこうした短期的なニーズに対応する必要がある半⾯、⼤局を⾒失うわけにもいきません。将来的にテクノロジーが消費者の⾏動を変えていきますが、それでも魅⼒を失わない価値提案を創出することが企業には求められます。
1. 消費者は自社のブランドや製品の価値を十分に理解してくれているのか。それは、消費者の求めるものなのか。
⼩売企業や消費財メーカーにとって、顧客の⽣活に溶け込むための極めて重要な転機が今、訪れています。ただし、そこで重要となるのは、消費者が価値を認めるメリットを提供することです。例えば、時間の節約につながる⽬に⾒えない利便性を提供できますか。消費者の問題を解決し、必要不可⽋な存在になっていますか。満⾜感が得られ、対価に⾒合い、他にない顧客体験を創出していますか。これら3つの要素を組み合わせた、理想的な価値を消費者にもたらすためにテクノロジーを使用していますか。
2. 自社の製品やタッチポイント(接点)に対する消費者の信頼を構築するために何をするか。また、その対策が成果を上げているかどうかをどのように判断するか。
信頼を得るためには、価格に⾒合った価値を提供し、データを安全に保管・管理し、消費者が考える企業価値に沿った⾏動をし、倫理を重んじ、嘘偽りのない姿勢を取るなど、多くの対応が必要です。消費者から信頼されるブランドの仲間⼊りを果たすことができれば、⼀段と深く、かつ幅広い関係を消費者と築くことができます。しかし、企業に対する消費者の信頼が損なわれている時には、そうした関係を築くことは難しく、また簡単に壊れてしまいます。新たなチャネルが急増する今、⼩売企業や消費財メーカーはほぼ常に消費者と接しているため、関係構築の機会も多い半⾯、対応を誤り関係を損なう機会も同様に多いのです。
3. テクノロジーを活用した顧客エンゲージメントの変⾰を具体化するために、戦略をどのように修正するか。何を優先させていくか。
継続的なイノベーションは、消費者への価値提案、消費者がそれにアクセスする⽅法、⽣活、働き⽅を変えていきます。この状況に対応するには、提供する製品とサービス、事業運営、そして消費者エンゲージメントのあり⽅を進化させる必要があります。また、今の時代に適し、かつこれからの時代にも適したテクノロジーの⾒極め、導⼊・統合することも必要です。これらは複雑な課題ですが、⽬指すべきゴールははっきりしています。顧客との信頼関係を構築し、彼らの支持を得て、喜ばれる価値を提供することです。