IFRS Developments:自然依存電力-IFRS第9号及びIFRS第7号の改訂

2024年12月18日、国際会計基準審議会(IASB)は、「IFRS第9号及びIFRS第7号の改訂『自然依存電力を参照する契約』」(本改訂)を公表しました。本改訂によって以下が達成されることになります。

  • 適用範囲に含まれる契約に対する「自己使用」の要件の適用が明確化される。
  • 適用範囲に含まれる契約について、キャッシュ・フロー・ヘッジ関係におけるヘッジ対象に関する指定要件が改訂される。
  • 新たな開示要件が追加される。

本改訂により、未使用の自然依存電力の売却は、特定の要件を満たすことを条件に、企業の予想される購入、販売又は使用に関する規定と整合することになります。

本改訂は、2026年1月1日以降開始する事業年度から適用され、早期適用が認められます。

本稿では、本改訂の詳細について解説しています。

「IFRS Developments 第234号 2025年1月」をダウンロード

英語版の資料は下記のリンクをご参照ください。 
Nature-dependent electricity - IFRS 9 and IFRS 7 amendments



関連コンテンツのご紹介

IFRS

EYのIFRS専門家チームは、国際財務報告基準の解釈とその導⼊にあたり、企業が直⾯する問題を精査します。

IFRS コア・ツール

IFRS財務諸表記載例、日本基準とIFRSの比較、毎期決算上の留意点などのIFRSプロジェクトにおいて有用な基本ツールをご紹介します。

情報センサー

EYのプロフェッショナルが、国内外の会計、税務、アドバイザリーなど企業の経営や実務に役立つトピックを解説します。


 
IFRSインサイト

IFRSインサイトでは、EYの財務報告プロフェッショナルによるあらゆる専門的なコンテンツ、ガイダンス、ツールを取りそろえています。


EY Japan Assurance Hub

時代とともに進化する財務・経理に携わり、財務情報のみならず、サステナビリティ情報も統合し、企業の持続的成長のかじ取りに貢献するバリュークリエーターの皆さまにお届けする情報ページ