EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
2024年5月、国際会計基準審議会(以下、IASB)はIFRS第9号「金融商品」の分類及び測定に関する要求事項及びIFRS第7号「金融商品:開示」の開示要求を改訂する「金融商品の分類及び測定の修正」(以下、本改訂)を公表しました。
分類及び測定に関するIFRS第9号の適用後レビュー(Post-Implementation Review:以下、PIR)が完了したことを受けて、本改訂でさらなるガイダンスが提供されることになり、特定の事項も明確化されました。主要な改訂の要約は以下のとおりです。
本改訂は2026年1月1日以後に開始する事業年度から適用され、早期適用も認められます。本改訂のすべてを同時に早期適用することも、金融資産の分類(セクション3参照)及びそれに関係する開示(セクション4.2及び4.3参照)の改訂のみを早期適用し、その他の改訂についてはすべて2026年の発効日からの適用とすることも可能です。
本稿では、本改訂の詳細をEYの見解も交えながら解説しています。
英語版の資料は下記のリンクをご参照ください。
How classification and measurement under IFRS 9 has changed
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IFRS財務諸表記載例、日本基準とIFRSの比較、毎期決算上の留意点などのIFRSプロジェクトにおいて有用な基本ツールをご紹介します。
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