EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
-
外部への委託業務に係る内部統制の状況を把握し、その有効性の評価に利用する報告書(保証業務実務指針3402/AT-C320に基づく報告書 )をはじめ、Trustサービス(情報システムの信頼性や電子商取引の安全性などに係る内部統制についての保証)など、第三者機関としての報告業務(System and Organization Controls Reporting、以下SOCR )を提供します。
続きを読む -
企業は、クラウドサービスをはじめとする外部のリソースを積極的に活用しなければ、厳しい競争環境に生き残れません。また、外部にサービスを提供する企業は、自らのサービスの適切さや有効性を外部に対して示す必要があります。こうした状況下、受託業務に係る内部統制の保証報告書のうちでも、特にセキュリティ、可用性、処理のインテグリティ、機密保持、プライバシーを扱うSOC2 / SOC2+報告書は、業務を委託する側と受託する側双方のニーズに対応するものとして、多くの企業に利用されています。
続きを読む
関連記事
「受託業務に係る内部統制の保証報告書」を利用した外部委託先の内部統制の評価における8つのポイント
クラウドサービスやデータセンターの利用が広がる中、これらのサービスを利用する側の会社は、外部委託先の内部統制の運用の有効性を評価しなければならないことがあります。そのため、その評価方法を理解することが重要になります。
まとめ
私たちの社会を取り巻く環境はめまぐるしい変化を続けています。テクノロジーの発達、働き方の多様化、競争の激化の中で、経理、資産管理、人事、ITシステムなどの各分野において専門性に特化したサービスが生まれるとともに、企業はこういった第三者が提供するサービスを活用しながら、限られた資源をよりコア事業に集中させる傾向があります。そのため、受託業務に係る内部統制の保証報告書の重要性は、受託責任を果たし、委託会社との円滑なコミュニケーションを実現する上でますます重要になります。
そうした環境のもと、今般の保証実3402への改正やQ&Aの公開によって、実務上の取り扱いや配布可能な範囲はより明確化され、保証報告書はますます利用しやすくなっています。
本稿でご紹介した、財務報告に係る内部統制を対象とした保証実3402に加えて、セキュリティなどに係る内部統制を対象としたSOC2など、目的に応じた保証報告書の活用をご検討ください。