EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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「EY 7 Drivers of Growth」(EYが提唱する7つの成⻑ドライバー)は、成⻑戦略を成功に導くフレームワークです。
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CEOが直面する喫緊の課題:エコシステムをフルに活用することでいかに業績が変わるか では、CEOの91%が、エコシステムによってビジネスのレジリエンスが向上したと回答しましたが、データの統合、相互運用性、エコシステム全体の共通のクラウドプラットフォームとサイバーセキュリティなどの重要な課題の解決のために、さらなるテクノロジー投資が必要とされています。
アルゼンチンとアラブ首長国連邦に本社を置くデジタル広告事業者であるAleph社は、独自のエコシステムを軸として構築したビジネスモデルを通じて、エコシステムにおけるテクノロジーの力を実証してきました。同社は、「テクノロジーソリューションのローカライズ」により、発展途上国を含む90カ国超にわたり数千もの広告主を結び付けています。これらの広告主は、Facebook、Instagram、Twitterなどのメディアプラットフォームを通じて、30億人もの消費者にリーチすることができるのです。同時にAleph社は、メディアパートナーがリーチできない国々の広告費にアクセスできるようにします。このように、同社のテクノロジーインフラには、広告宣伝ソリューション、自前のオンラインストアサービス、クロスボーダーの与信・決済ソリューションが含まれており、サービスが十分普及していない市場のアントレプレナー、グローバルメディアパートナー、そして膨大な消費者の間の架け橋となっているのです。
ビジネスモデルの破壊
ますます多くの起業家が、さらなる成長を追求し、業界モデル全体を破壊する先駆けとなるために、既存のビジネスモデルの破壊と新たなビジネスモデルの創出に向けてテクノロジーをどのように活用するべきかを模索しています。その一例として、100年の歴史を持つ米国の調味料メーカー、McCormick社は、分析プラットフォームの活用により調味料業界にディスラプションを起こしました。業界全体が市場の飽和に直面する中、同社は、世界に通用する高品質の調味料生産という強みを、ビッグデータおよびアナリティクスと組み合わせ、独自のデジタルレシピプラットフォームを立ち上げました。同社はこのプラットフォームを通じて顧客の嗜好を把握し、パーソナライズされたレシピを提案したのです。この投資の結果、プラットフォームの立ち上げ後、数日のうちに売り上げが5%増加し、調味料のような成熟した製品としては極めて高い数値となりました。