EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
ウェルビーイングの可視化で実現する、スポーツによる社会価値創出
岡田:ところで、お二人は関西学院大学アメフト部の先輩・後輩であり、菅田さんは「大学日本一」も達成されていますね。ご自身の人生においてスポーツがどう生かされているかなど、学生スポーツの経験者としてスポーツの魅力・価値・可能性をどう捉えているか、聞かせいただけますか。
山田:言うまでもなく、スポーツの価値は人をワクワクさせたり、一体感を生んだりすること。まさにウェルビーイングという言葉に集約されるように、幸福感、心身の充実、社会的な充実を可能にするものです。アメリカでは「学生アスリート出身者はより充実した人生を送ることができる」と言われていますが、自分にとってもそれを実現することが究極的なゴールです。
菅田:私は中学時代に剣道、⾼校時代にラグビーを経て関学アメフト部に⼊りましたが、スポーツを転々とした経験を踏まえて⾔うと、強いチームには哲学、固有の価値観、蓄積された⽂化があるということです。これは関学アメフト部で気付きました。逆に弱いチームにはその物差しがない。それが⼀流と言われるチームで得た学びでしたが、やはりそこもウェルビーイングにつながるのかなと。
岡田:キーワードは「ウェルビーイング」ですね。そして、それを可視化することがポイントであると。
菅田:そうですね。スポーツがもたらす社会的価値の効能をはっきりと示して、個人・社会それぞれに対し本当の意味のウェルビーイングを形式化し表現していくことで、そこには私たちが実現したい大きな未来があると思います。その最初のステップが、筑波大学ADとのタッグです。
岡田:EYとしては、大学スポーツが教育だけでなく、社会や地域に対して価値を提供していけるようなマジョリティモデルを作りたい。ADがどう機能するとそれが実現できるのか、山田さんと一緒に診断プログラムをブラッシュアップしながら考えていければと思います。
山田:ぜひそのモデルをともに構築していきましょう。