情報センサー 2017年10月号
- 会計情報レポート
新日本有限責任監査法人 会計監理部 公認会計士 加藤圭介
収益認識に関する会計基準(案)等は、IFRS第15号を出発点とした上で、比較可能性を損なわない範囲で代替的な取扱いを追加することを基本的な方針としており、平成33年4月1日以後開始する事業年度からの適用が提案されています。
- IFRS実務講座
「法人所得税務処理に関する不確実性」(IFRIC第23号)の公表
新日本有限責任監査法人 第3事業部 公認会計士 藤田裕久
2017年6月、IFRIC第23号「法人所得税務処理に関する不確実性」が公表されました。本解釈指針では、不確実な税務上のポジションに関して、税務当局が不確実な税務処理を認める可能性が高いか否かに応じて、異なる方法で負債等を決定することとされています。
- 業種別シリーズ
新たな収益認識基準が業種別会計に与える影響
第5回 自動車産業
新日本有限責任監査法人 自動車セクター 公認会計士 河原寛弥
2017年7月に企業会計基準委員会(ASBJ)から公表された企業会計基準公開草案第61号「収益認識に関する会計基準(案)」を踏まえて、自動車産業において一般的に影響があると考えられる論点について解説します。
- Column
プロ将棋の世界 (1)若き日の天才
将棋棋士 九段 先崎 学
将棋棋士 先崎 学九段によるコラム「プロ将棋の世界」がスタート。初回である今号では「若き日の天才」と題し、同い年の天才、羽生善治二冠とのエピソードが描かれています。
- JBS
南アフリカにおける黒人経済強化政策(B-BBEE)の概要について
ヨハネスブルク駐在員 米国公認会計士 民野元哉
南アフリカのアパルトヘイトの終焉、民主化後に導入された独自の黒人経済力強化政策(B-BBEE)の概要や、B-BBEEへの遵守が求められる基本的な事項、外資系企業が留意するポイントを解説しています。
- EY Advisory
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(株)
公認会計士 佐藤和子
近年注目を集めている業務の外部委託(Business Process Outsourcing:BPO)の促進や、各種規制法規の改正に伴い、社内規程の整備が必要とされる場面が増加しています。本稿では、社内規程を整備する際のポイントについて紹介します。
- Trend watcher
EYトランザクション・アドバイザリー・サービス(株)
M&Aアドバイザリー 清藤敦士
不確実性を極力排除し経営目的にかなうM&Aを実現するには、外部アドバイザーの起用が有効です。本稿では、さまざまな役割を担う各種アドバイザーについて整理し、起用の際に注意すべきポイントを紹介します。
- Tax update
EY税理士法人 税理士 服部孝一
スピンオフにより企業の機動的な事業再編を促進し、国際的な競争力を高めることを税制面からも後押しすべく、新たな税制適格組織再編成の種類としてスピンオフ税制が導入されました。
- FAAS
新日本有限責任監査法人 FAAS事業部 CCaSSグループ 中村友子
企業も国際基準に基づく人権リスクに関する管理体制構築が必要な時代となりました。本稿では、日本において国際人権上注意が必要な外国人労働者問題を例に、企業に求められる今後の対応について説明します。
- Topics
Robotic Process Automation(RPA)
-その価値と監査での活用事例-
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(株)
公認会計士 システム監査技術者 鈴木淳二
ソフトウエア・ロボットによって企業のホワイトカラー業務を自動化し、その生産性向上を図るRobotic Process Automation(RPA)とは何か、新日本有限責任監査法人の事例を紹介しつつ、RPA導入に当たっての留意点、業務効率化におけるRPAの位置付けについて解説します。