EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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Asia-Pacific(アジア・パシフィック)のIPO市場は、年初来、件数と調達額において世界トップの地位を維持しており、そのシェアは約60%です。世界のIPO上位10社のうち、半数が中国企業で、1件は日本企業でした。同地域では、この期間に371件のIPOにより394億米ドルが調達され、前年同期比でそれぞれ2%と40%の減少となりました。調達額の大きな落ち込みは、中国のIPO市場が予想以上に冷え込み、多数の大規模なIPO案件が延期されたことによります。インドネシアは20年超ぶりに、世界の証券取引所のIPO件数ランキングで香港よりも上位になりました。
EMEIA(欧州、中東、インド、アフリカ)ではIPO活動の縮小が続いており、年初来、167社が上場し、124億米ドルを調達しました。これは前年同期比で、それぞれ12%と50%の減少です。それにもかかわらず、この地域は全IPOディールの27%を占め、2番目に大きなIPO市場としての地位を維持しました。また、調達額ランキング2位(25億米ドル)のIPOディールが実施されました。インドの取引所も20年ぶりに記録を更新し、ディール件数のトップに躍進しました。しかし、大半の欧州諸国ではインフレが依然として困難な水準にあり、流動性の欠如のためにIPO活動が抑制される状況が続いています。