EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
関連イベント・セミナー
多様化するリスクや脅威に対し、どのような視点で対応すべきでしょうか――。ヘルスケア業界が直面するリスクとアプローチについて、EYのプロフェッショナルと共に考察するウェビナーを開催します。
現在、医療環境を取り巻く環境はコロナ禍の影響やテクノロジーの発展によって急速に変化しており、医療機関やヘルスケア関連企業はリスクや脅威にさらされています。実際、サイバー攻撃を受けた医療機関はシステム障害を起こし診療サービスの一部中断を余儀なくされるなど、医療の安全や医療機関の経営面に深刻な影響を与えかねない事案も発生しています。
また、研究データの改ざんやねつ造など相次ぐ不適切行為の発生を背景に、臨床研究法が施行(平成30年4月)されました。特定臨床研究は治験同様に厳格な手続きが求められるようになり、対応はより煩雑かつ複雑化しています。今や医療機関自らが品質を確保しなければならない時代となりました。臨床研究の外部への業務委託が増える中、委託者である医療機関がどのように管理監督責任を果たすべきか、今その在り方が問われています。
EY Japanが主催したシンポジウムでは、日本が抱える重要な社会課題の1つであるヘルスケアをテーマに取り上げました。EY Japan マネージング・パートナー/アシュアランスと、EY新日本有限責任監査法人の理事長を兼務する片倉正美は、開会のあいさつで次のように述べました。
「病院が機能し続けるということは社会の期待であり、そのためのサイバー対策は病院経営の基本事項となっています。また、研究分野でも研究データの改ざんやねつ造などが発生しており、医療提供と同時に研究を推進することが期待されている医療機関では、法制度に沿った対応が求められています。今回はこうした医療機関を取り巻くリスクについて考えていきます」