税務・財務業務

進化する規制、テクノロジー、人材に対する需要が大きな変化をもたらす変革の時代において、企業は税務や財務の業務モデルを検討し直す必要に迫られています。自社内だけでケイパビリティを高めるのは困難であり、コストの負担も大きくなります。多くの企業は、特定の業務を共同で実施し、テクノロジー、人材、プロセスへの多大な投資を活用するほうがよりコストの節約につながり、効果的だと認識しています。

成果を上げる税務・財務部門の変革

人材、テクノロジー、法改正などさまざまな課題を抱える税務・財務の分野において、アウトソーシング/コソーシングが日本および世界で主流になってきていることが、EYの調査で明らかになりました。

Young men and women running on city streets. They are wearing sport clothing.

メリット

今日の税務・財務部門は、さまざまなプレッシャーに晒されています。グローバルな法令改正についての最新情報に通じ、常にテクノロジーに歩調を合わせ、将来必要となるスキルを持ったプロフェッショナルな人材を採用して定着させなくてはなりません。また、リスクや規制が急速に変化する中、リソースが減らされ、コスト削減のプレッシャーを受け続けながら、処理能力を高め、さらなる価値を提供しなければならないという無理難題にも直面しています。企業は、同じように変革を迫られる人間の能力を借りながら、市場とともに進化するデジタルケイパビリティをどのように身に付ければよいのでしょうか。コソーシングを利用した新しい業務モデルを構築することで、以下のことが可能になります。

  • リスクを管理し、可視性を向上させる:ワークフローとダッシュボードを標準化することで、グローバルな申告義務に関する透明性と管理能力が増すため、自信をもって業務にあたることができます。リアルタイムのダッシュボードを使用することでグローバルな税務係争を監視し、常に把握しておくことができます。

  • データから得られる価値を高める:データの構造化、高度なアナリティクス、データを視覚化する各種ツールによって、貴社が保有するデータは新しく説得力に満ちたインサイトへと生まれ変わります。このトランスフォーメーションにより、複雑さが増し、ディスラプション(創造的破壊)が進行しても、組織の戦略的価値を高めるサポートができます。

  • イノベーションと新たなアイデアを推進する:貴社の業務を理解したEYのプロフェッショナルが、人工知能、機械学習、EYグローバル・タックス・プラットフォームに向けた多大な投資を通じ、新たな視点をもたらします。貴社と共同で実施するコソーシングソリューションの提供により、貴社のビジネスのニーズを満たす支援を行い、継続的な改善とイノベーションを推進します。

  • 業務効率を高める:最先端テクノロジーやプロセスの標準化、優れたサービスセンターの構築に向けた多大な投資によって、EYはより効率的に業務を行えるようになっています。コソーシングでの協力関係により、貴社チームは税務や税務係争についての助言といった戦略的な開発により多くの時間を費やすことができます。
     

主な特徴

人材

変化の激しい世界で、EYは租税政策の仕組みを理解し、貴社が事業を行う地の法令に対応して業務を遂行します。卓越したクライアントサービスの提供にこだわった、グローバルな一貫性を持った専任のクライアントサービスチームが貴社をサポートします。140カ国以上に、5万4,000人のEYの税務スペシャリストが在籍しています。コソーシングモデルでは、貴社が税務・財務部門の戦略・ポリシー・説明責任に関する権限を保持した上で、すべてのコンプライアンス義務を満たすための支援を行います。

テクノロジー

Microsoft Azureを使用したEYのグローバル・タックス・プラットフォーム(GTP)が、リアルタイムでの情報共有、プロセスの自動化とデジタル化を支援し、税務・財務部門の業務内容や成果の見直しを図る機会を提供します。プラグアンドプレイのアーキテクチャーを介した最先端テクノロジーがもたらすグローバルな可視性と管理能力によって、リスク管理能力を高めて税務ガバナンスを強化することができます。さらに、税務データの品質を改善し、価値の高いアナリティクスを行って、ビジネス機会を見いだすサポートも行います。



EY、Microsoftの技術を使用した税務・財務業務向けデジタルソリューションスイートの拡張を発表

Microsoft Azureを使用したEYグローバル・タックス・プラットフォームを基盤とする税務・財務業務向けソリューションは、クラウド環境での情報の共有、税務・財務プロセスの自動化とデジタル化を支援します。

EY、ノキアとのグローバルな税務・財務マネージドサービス契約を発表

Ernst & Young LLP(EY)は、税務・財務、データ、テクノロジーに関するマネージドサービスを127カ国で提供するため、ノキア社と新たにグローバルな税務・財務契約を結んだことを発表します。


EYの最新の見解

AIを活用したデータの最適化は、どのように税務・財務の変革を加速するのか

データに基づく知見が税務・財務の変革を推進し、戦略的なデータ活用が意思決定を導き、コンプライアンスに効率化をもたらします。

金融機関はなぜ税務・財務部門を変革する必要があるのか

EYの調査から、銀行、資産運用会社、保険会社が、税務・財務部門の見直しを進めていることが明らかになりました。

5年間にわたる税務・財務部門の変革が成果を上げている理由

EYの調査によると、過去5年間の新しい税務運用モデルは、企業に価値をもたらしました。今後5年間でその価値はさらに高まるでしょう。

テクノロジーと信頼は、どのように税務業務モデルを変革したのか

世界的な製薬企業、ベーリンガーインゲルハイムは品質と効率の向上のため、税務業務モデルを再考しています。詳しくはこちらのケーススタディをご覧ください。

ケーススタディー︓税務での連携が戦略と成⻑への集中にどのように役⽴つのか

DiscoveryがScrippsを巨額買収したことで税務部⾨を再構築し、より柔軟に変化に適応できる企業づくりが可能になりました。



    お問い合わせ
    より詳しい情報をご希望の方はご連絡ください。