ソフトウエア戦略コンサルティングサービス

> 戦略

EYパルテノンのソフトウエア戦略グループ(SSG)は、ソフトウエアをコアコンピタンスとする企業や投資家に対し、成長戦略やオペレーション戦略、製品・テクノロジーの評価、M&Aに関するアドバイザリーサービスを提供することにより、ビジネス・製品・テクノロジー・R&Dの各領域で企業価値の向上を支援します。

EYパルテノンができること

適切なソフトウエア戦略の策定と投資意思決定は、かつてなく重要になっています。創業時からのテクノロジー企業も、従来は⾮テクノロジー企業とされてきた企業のどちらにおいても、今や多くの企業が、ソフトウエアエコノミーの一端を担っています。すでに製品・サービスの差別化および提供価値の⼤半あるいはすべてがソフトウエアによりもたらされていると言えます。

EYパルテノンのSSGは、次のようなクライアントのためにサービスを提供する専⾨的なアドバイザリーチームです。

  • 投資家(プライベートエクイティ企業を含む)
  • 上場ソフトウエア企業およびソフトウエアをコアコンピタンスとするサービスプロバイダー
  • ソフトウエア企業への変革の途上にある非テクノロジー企業

運用資産規模上位10社中9社のプライベートエクイティファンドや「フォーチュン500」に選出された企業のために、戦略からデューデリジェンス、実行に至るまで、さまざまなテーマについてコンサルティングを行っています。

投資機会の特定、ならびにビジネス、製品、テクノロジー、R&Dの各視点からのリスク評価など、企業や投資家が直⾯する最も困難な課題の解決を、デューデリジェンス、バリュークリエーションのサービスなどを通じて⽀援します。SSGは、成⻑戦略の策定から重要なテクノロジー基盤の変更、R&D組織の効率化まで、企業の市場シェア拡⼤と利益改善を⽀えるサービスを提供しています。

  • ケーススタディ:R&D組織のパフォーマンスおよびR&D支出に関する示唆の抽出

    背景

    あるソフトウエア企業では、CEOがR&D組織の状況を把握できないことに不満を抱いており、中の実態がわからない「ブラックボックス」と呼んでいました。この企業には⼤規模な製品ポートフォリオがありましたが、市場開拓のノウハウ、戦略的な製品ロードマップ、R&D組織のパフォーマンスを測定する手法が確立されていませんでした。

    EYパルテノンのチームによるサポートの内容

    EYのチームは、ソフトウエア企業のCTOと最⾼製品責任者を務めたことのあるメンバーの豊富な経験を活かして、ロードマップ策定の初期段階からリリース後のカスタマーサポートに至る全プロセスにおいてR&D組織のパフォーマンスを測定する⼿法を構築しました。

    また、事業計画、組織設計、市場開拓に活用可能な製品ガバナンスとポートフォリオ構成に関するプロセスも設計しました。

    成果

    CEOと取締役会は、⾃社のR&D組織やその他の部⾨のパフォーマンスの測定⽅法について認識を深めることができました。

    その後同社は事業部門を再編し、チームの意思決定の迅速化を実現しました。

クライアントが抱える最大の課題の解決に向けて

  • M&Aデューデリジェンス

    市場をリードするEYのソフトウエア企業向けM&Aデリジェンスエンゲージメントでは、競争環境および市場の動向、市場規模と成⻑性、製品競争力、製品ロードマップ、基盤となる技術アーキテクチャ、およびソフトウエアR&D組織に関するガイダンスを提供しています。クライアントが対象会社の戦略遂⾏能⼒を正しく把握し、対象会社の成長機会とリスクを特定できるよう⽀援します。私たちはクライアントと一緒に、次の問いに対する答えを⾒いだします。

    • テクノロジー評価:ソフトウエア企業の製品ポートフォリオとR&D組織・プロセスは、クライアントの投資テーマ(市場シェアの拡⼤、新規市場参⼊、市場ダイナミクスの変更、将来のM&Aなど)の実現を推進するか。
    • 製品エコシステム:製品の機能とテクノロジーは競合他社と⽐較してどのように評価できるか。市場はどのように進化しており、顧客とベンダーはそれに対してどう対応しているか。その企業の主要な提供価値は何か。
    • ビジネス評価(英語版のみ):ソフトウエア企業のTotal Addressable MarketおよびServiceable Available Marketの規模は。市場はどのようなセグメントで構成されているか。顧客は、同市場に参入している他のプレーヤーの製品についてどのように捉えているか。顧客は何によってソリューションの購⼊を決断しているか。
  • 成長戦略とバリュークリエーション

    ソフトウエア企業の経営陣の多くが、組織の効率化や将来の事業拡⼤と成⻑戦略の策定といった最⼤の課題を解決するに当たりEYを選んでいます。EYのバリュークリエーションのエンゲージメントの多くでは、成長戦略、製品・技術ロードマップ戦略、ソフトウエアR&D組織の強化、さらには大規模な買収や合併の実施後にクライアントが当たるべき製品ポートフォリオの構築と組織再編・変革に注力します。

クライアントの課題に対し、EYが解決策を提供した最近の事例

  • ドローン配送を担う企業:事業拡⼤の機会(新しいユースケース、新しい地域、イノベーションなど)を通じて、予測されているスピードでの成⻑が可能か。
  • 動画ストリーミングサービスプロバイダー:市場戦略は、既存顧客および潜在的な新規顧客のニーズにどの程度応えられているか。
  • 航空会社のメインフレーム向けソフトウエア開発企業:既存顧客と将来の新規顧客双⽅のニーズに応えるには、製品開発の優先順位をどのように決定するべきか。
  • 農業用IoT企業:基盤となるテクノロジーは、現在主体となっている農業関連のユースケース以外に適用できる市場はあるか。

なぜEYパルテノンなのか?

「フォーブス・グローバル2000」にランクインした数百社もの企業、およびトップのプライベートエクイティ企業が、意思決定の指針を求めてSSGを選ぶのはなぜでしょうか。答えはシンプルです。SSGは、実際のCTOレベルの経験に加え、数百社に上るソフトウエア企業と接してきた経験から得た深い知⾒に基づいたサービスを通じて、世界中の数多くの企業の価値向上とより良い未来の創造を⽀援しています。

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