サイバーセキュリティ・デジタルフォレンジックトレーニング

トレーニングの概要

Windows・macOSなどのシステムが記録する各種アーティファクト(動作痕跡に関するデータやログ等)の生成メカニズム、保存場所、内部構造および調査における活用方法に関する講義と、実機を用いたハンズオン形式の演習を通じて、特定のフォレンジックツールに依存しない実践的なデジタルフォレンジックスキルの習得を目指します。

インシデント対応や不正調査におけるデジタルフォレンジックの実務経験豊富なプロフェッショナルが講師を務め、受講者の学習をサポートします。

また、講義・演習の見直しを適宜実施しWindows・macOSのバージョンアップに伴う各種アーティファクトの追加・変更にも対応しているため、定期的に受講いただくことで、最新の技術動向に対応したデジタルフォレンジックスキルの維持・向上にもご活用いただけます。



トレーニングコース一覧

1. Windows Forensics

Windows10を対象とした証拠保全時の留意点や各種手法、Fast Forensics(一部のアーティファクトのみ解析する簡易解析手法)および各種アーティファクトの内部構造と解析手法について、講義とハンズオン形式の演習を通じて学びます。

 

2. Mac Forensics

macOSを対象とした証拠保全時の留意点や各種手法、macOSのシステム設定やログ等の解析、固有のアーティファクトやユーザーの操作履歴などの一般的な解析手法について、講義とハンズオン形式の演習を通じて学びます。

 

3. File System

一般的なOSに使用されるFile System(NTFS、FAT、exFAT、EXT2/3/4)の内部構造、および調査における活用方法について、講義とハンズオン形式の実習を通じて学びます。

 

4. マルウェア解析基礎

Windowsで動作するマルウェアを対象とした表層解析・動的解析の手法について、講義とハンズオン形式の演習を通じて学びます。
これからマルウェア解析を実施される方を対象とした初級者向けコースとなります。

 

5. プライベートトレーニング

ご要望に応じてカスタマイズした訓練やトレーニングのプライベート開催も可能です。(例:CSIRT担当者向けの実践的なサイバー攻撃対処訓練など)



「サイバー犯罪と戦う捜査機関/CSIRT向けトレーニングのご案内」をダウンロード


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組織で発生する不正・不祥事や訴訟において、事案の全容を解明するために活用する組織内の電子データがますます重要になっています。EYの日本チームでは、多様なデータソースを対象としたデジタルフォレンジック調査で豊富な経験を有する多数のメンバーが、あらゆる規模にわたるさまざまな事案に対し、各国のEYのメンバーと連携して高品質なサービスを提供します。

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