英語がビジネスの世界共通言語となっているように、国際財務報告基準(IFRS)はグローバル共通の財務状況を読み解くための言語になっています。IFRS財務諸表は、企業が世界中のステークホルダーに独自のストーリーを伝える際に役立ちます。

沢木 ニコラ

EY Japan IFRS Leader

高品質の財務レポートの提供に注力。若い世代にとって日本のグローバル化の深化は今後さらに重要になるとの信念を持つ。

EY JapanにおいてIFRS会計専門部門をけん引。IFRS財務報告書に係る監査の品質向上に加えて、EY内外に向けて、IFRS情報のアップデートおよびIFRS関連の研修を日本語で提供している。

2002年より日本の監査クライアントへサービスを提供しており、2008年からは特にIFRS業務に従事。2014~16年にはEY Japanのメンバーファームの内部研修を担当した。

1991年にEYロンドンに入社し、商社、金融機関、製造業、小売業など、さまざまな業種の監査に携わった。

イングランド・ウェールズの公認会計士。

ニュージーランド出身で、同国Waikato大学で学位を取得。

最高レベルの日本語検定も取得済み。

より良い社会の構築を目指すために

監査クライアントやチームと一緒に、複雑なIFRS取引の会計処理や開示に携わっています。実態を表す透明性のある会計情報は、クライアントの長期的な財務の健全性のために、また資本市場そのもののためにも重要です。

EY Japanのメンバーファーム内はじめ、多くの大学でもIFRSについて講義しており、IFRSや国際的な視点、コミュニケーションツールとしての英語の活用といったトピックについて、より深い理解を浸透させる取り組みを行っています。

最新の見解

企業の気候変動対応の⾼度化を促進する新しい情報開⽰基準とは ― IFRSサステナビリティ開⽰基準︓気候関連開示要求事項のプロトタイプ

去る11⽉3⽇、COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)にて、IFRS財団が公表した気候関連開示要求事項及びサステナビリティ関連財務情報の開⽰項目に対する全般的な要求事項のプロトタイプ(基準原案)は、グローバルなサステナビリティ情報開⽰の潮流に新たな進展をもたらしました。本記事では気候関連開示要求事項のプロトタイプについて取り上げます。

2021年12月23日 沢木 ニコラ
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