EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYは、独立性、誠実性、客観性を備えた質の高い監査を通して公共の利益に貢献できるよう、組織を挙げて取り組んでおり、その監査には、職業的懐疑心、専門的基準の順守、および職業的専門家としての正当な注意が求められます。 その対応として、EYのリーダーは監査の検査結果を徹底的に評価し、品質の改善点を導き出します。
EYはメンバーファーム全体で、150を超える監査規制機関による監査業務の検査を受けており、内部検査および外部検査から、EYの監査品質に対する貴重な知見を得ています。
外部検査において、多くの地域では引き続き良い結果ですが、一部のメンバーファームにおける検査指摘事項の増加を受けて、監査監督機関国際フォーラム(IFIAR)の検査指摘率が上昇しました。これはEYが上場している社会的影響度の高い事業体(PIE)に対して行った監査における、IFIARメンバー機関の指摘率(1つ以上の重大な指摘があるエンゲージメント数/検査対象のエンゲージメント数)であり、2022年の20%から2023年は28%に上昇しました。同時期のIFIARメンバー機関によるEYの上場/非上場PIEに対する監査への指摘率は26%から23%に低下し、IFIARメンバー/非メンバー機関によるEYの上場/非上場PIE監査に対する指摘率は18%から13%に低下しました。
2023年のIFIARメンバー機関によるEYの指摘率が上昇したのは、少数ではあるものの重要な国・地域における上昇を受けての結果となっています。