EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
-
CEOやビジネスリーダーは、この変革の時代に、ステークホルダーにとっての価値を最大化するという任務を負っています。私たちは常識に疑問を投げかけ、収益性と長期的価値を向上させる戦略を構築し、実行します。
続きを読む
2. 総合的な視点に立ちながら、自社にとって何が重要かを考えて行動する
サステナビリティ面のパフォーマンスの推移を常に把握する必要性と、より幅広いビジョンを実現させる必要性のバランスをどのように取っていますか。倫理面、社会面、ガバナンス面の指標や目標はそれぞれ個別に達成しなければなりません。しかし、変革の原動力となるのは、それぞれの効果を結集させた力です。そして消費者は、従来担うべき責任の範囲を超えた問題にも企業が変化をもたらすことを期待しているのです。例えば、38%が貧困の根絶を国や社会だけでなく、企業の優先課題にもすべきだと回答しています。
- サステナビリティを多面的に捉える。サステナビリティは、気候と自然環境に限った問題ではありません。多様性、インクルージョン、不平等、労働慣行、労働安全衛生、現代の奴隷労働に対する消費者の優先度は市場によって異なります。これらはすべて重要な問題です。しかし、自社の企業活動にとって重要な意味を持つ問題に集中することが業績の向上につながります。
- 各課題が相互に依存していることを考慮する。二酸化炭素は、この20年間、多くの企業が重点的に取り組んできた課題です。しかし、これは廃棄物、水使用量、プラスチック汚染、生物多様性など別の優先課題とも密接に結びついています。
- サイロ化を避けながら、専門知識を構築する。サステナビリティは複雑に入り組んだ問題です。急速に変化するこの分野について深い専門知識を有する人材に、対応の指揮を執らせる必要があります。その一方で、サステナビリティを独立した事業部門ではなく、企業文化の一部とし、意思決定に組み込み、全員が共通の目標に向かって取り組む体制を整えなければなりません。