EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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EYでは、税務、経理・会計、給与計算・社会保険業務の各領域における多数のプロフェッショナルが、質の高いアウトソーシングサービスを提供するとともに、EYの専門性・テクノロジーをベースとし、クライアント企業のBEPS2.0やESGへの対応、DX促進などの支援を行います。
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近年、⼈材を取り巻く環境の変化については、さまざまなことが⾔われてきました。ファイナンス部⾨の性質が変化していますが、必要なスキルも同様に変化しています。EYのTFO調査によると、CFOとSFEの96%が、プロセス、データ、テクノロジーのスキルを持つことで、ファイナンスチームの機能を高められると予想しています。
新型コロナウイルス感染症はまた、かつてないほど働き方を大きく変え、リモートワークをする人の数が過去最多となりました。こうした状況が今後も続くと多くの人が予想しており、CFO調査の対象となったCFOとSFEの半数以上が、リモートワーク/フレキシブルワーク制度が増えると思うと述べています。
先に触れたように、企業が直⾯する課題の1つは、新たな領域に進出する際に迫られる、人を雇うのか、パートナーと連携するか、の判断です。その⼀⽅で、ファイナンス部⾨に求められるものが変わってきたことにより、同部門に⼈材不⾜のリスクをもたらしました。その理由をLapinskieneは複数挙げています。
「例えばアジア太平洋地域を見ると、日本などの国で高齢化が進んでいます」と彼女は指摘します。「一方、オーストラリアはパンデミック中、移民労働者が不足していました。また、さらに視点を広げると、いわゆる『大退職時代』が到来しています」
ファイナンス部⾨のリーダーは、適切な報酬やキャリアアップの可能性など、⼈材にとって魅⼒的でかつビジネスに付加価値をもたらすような仕事を作り出すことに⽬を向けなければならなくなりました。これは、給与⾯で競争できない中⼩組織にとって⼀層困難であることは間違いなく、つまり外部からの⼈材調達をする決断をしなければならない、ということになります。