EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
In Forensics
臨床研究データの改ざんやねつ造など、CRC(Clinical Research Coordinator)による不適切行為が相次いで発覚しています。臨床研究上の不適切行為は治験薬の承認申請取り下げや依頼者(製薬会社など)による損害賠償請求をもたらす可能性があるだけでなく、医療機関の信用や信頼、評判を大きく落としかねません。臨床研究法の施行やGCP(Good Clinical Practice)の改正を背景に、今や医療機関自らが品質を確保しなければならない時代となりました。
臨床研究の外部への業務委託が増加する中、委託者である医療機関がどのように管理監督責任を果たすのか、今そのあり方が問われています。
医療機関が管理監督責任を果たすには、不適切行為が生じるリスクの効果的かつ効率的な管理に加え、小さな不正・ミスの発生時に適時適切な対応を取ることができるような仕組みの整備・運用や組織風土の醸成が必要不可欠です。
EY Forensicsは、医療機関のSOP(Standard Operating Procedures)やマニュアルなどを基に、CRC業務の実態を把握した上で改善が必要なプロセスを洗い出し、さらなるコンプライアンス態勢の強化に向けた改善提案により、臨床研究に係るリスクの低減に向けたご支援をします。
オプションとして以下のご支援も可能です
※一部サービスについては、独立性の事前確認が必要となります。独立性上の観点から、業務を一部制限させていただく、またはお引き受けできない可能性がある旨、あらかじめご了承ください。
過去の不正調査やコンプライアンスモニタリングを通じて検出した具体的な事例や手口などを参考に、さまざまなリスクシナリオを織り込んだ、効果的かつ効率的なサンプルテストを実現します。
製薬会社や院内部署ではなく、第三者であるEYが実施するため、客観的な目線によるモニタリングや改善提案が可能です。また、不適切行為へのけん制効果により、リスク管理の実効性を高めることが期待できます。
EYは長年にわたり、国立大学法人、グループ医療法人などへ、会計監査のみならず非監査業務においても高品質なサービスを提供しています。国内外のネットワークと緊密に連携しながら、豊富な経験を持つプロフェッショナルがサポートします。
EYの関連サービス
企業の不正行為に対する規制当局の法執行やそれを許さない世間の風潮が強まる今、EYのプロフェッショナルは、企業によるインテグリティやコンプライアンスのフレームワークの強化をサポートします。実際に違反行為があったり、不正や贈賄の疑いが生じたりした場合には、EYのForensicsチームが速やかに対応し、会社を守る支援をします。
続きを読む企業グループとしての不正リスク管理、コンプライアンス態勢の整備・運用状況および企業文化の実状についてEYがアセスメントを行い、改善の方向性を提案するサービスです。
続きを読む不正行為、政府または規制当局による調査、契約違反の申し立てや訴訟など、EY Forensic Data Analytics(FDA)チームは、企業が直面するさまざまな問題の解決を、データ分析技術を使ってサポートします。
続きを読む近年、品質データの改ざん・ねつ造などの品質偽装や、不正の意図なく慣習化していた不適切行為など、さまざまな品質に係る不正・不適切行為が報告されています。こうした不正・不適切行為への対応や防止に取り組む企業に対して、EYの品質不正対応における経験豊富な専門家が、グループ全体を対象とした徹底的な事実調査や類似案件調査に加え、実効的な再発防止策の策定と実行を支援することで、品質インテグリティの実現をサポートします。
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