運転資本

運転資本は鉱業・金属セクターにおける重要な価値の要素です。運転資本のパフォーマンスは会社によって大きく異なり、鉱業・金属セクターでの運転資本のパフォーマンス改善には巨額のポテンシャルがあることがうかがえます。 

EYができること

EYは、過去の実績と同業他社の実績に基づき運転資本の額をベンチマークし、理解することによって、鉱業・金属会社の運転資本の開放をサポートします。EYの運転資本のメソドロジーでは、多数のケイパビリティーを集結し、バランスシート全体から資金の範囲を特定し、開放します。

以下の分野を調べることによって資金を開放できます。

  • 買掛金
    新規のサプライヤーに対しては支払条件の延長を提案し、既存のサプライヤーに対しては延長を交渉することで長めの支払サイトを確保し、支払処理を最適化する。

  • 売掛金
    信用状プロセスを合理化し、請求プロセスを加速し、回収プロセスを強化する。

  • 受注管理
    出荷を顧客条件に合わせ、比較的長期の取引注文を月初に処理し、信用状注文が月末になるように予定する。

  • 在庫
    生産を需要に合わせる(プル対プッシュ)、ボトルネックとなっている主な制約(ポートとコンベヤーなど)を解消する、計画パラメーターに挑戦する。

  • スペアと消耗品
    高額のスペアをサイトにまたがってプールし、スペア購入を一元化するための管理を導入し、サプライヤーのパフォーマンスを改善することによって標準的な在庫水準を引き下げる。

  • サプライチェーンのファイナンス
    さまざまな金融商品やサービスを利用して、サプライヤーへの支払を継続的に遅くするか、または定例支払期日を整理し、延長する。

多くの組織はこれらの変更のうちいくつかを実施していますが、業界のベスト・プラクティスに到達しそれを維持するには、企業文化の変革やバランスシートの重視、重要スタッフのためのインセンティブ、運転資本分析および報告の改善が必要です。

EYは、グローバルな鉱業・金属をはじめとする資産集約型ビジネスを対象とした運転資本改善プログラムをリードしてきました。これらのプロジェクトの遂行には、データ主導型のプロセス介入と計算されたコントロール、サプライヤーおよび顧客との商業的な関わり、運転資本と業務コストのバランスを図るためのサプライチェーン戦略のシフトが伴います。



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