オペレーショナル・レジリエンスの態勢構築支援
テクノロジーの進化やサイバー攻撃、サプライチェーンのグローバル化など、ビジネスを取り巻くリスク環境がますます複雑化している状況において、オペレーショナル・レジリエンスと呼ばれる不測の事態におけるサービスの継続や早期復旧能力に関する金融機関への要求が高まっている状況です。
EYでは、さまざまなリスクに応じたオペレーショナル・レジリエンスの整備や態勢構築を支援します。
オペレーショナル・レジリエンスが求められる背景
DXによるデジタルテクノロジーの利用拡大やクラウド利用によるIT環境の複雑化、大規模なシステム障害の発生、サイバー攻撃の進化による被害の増加、サプライチェーンのグローバル化による地政学リスクの拡大など、企業を取り巻くリスク環境は複雑化しています。
このような状況において、サービスや業務の中断が起こる事態が発生した場合に、顧客や社会にとって重要なサービスが実際に継続や早期復旧ができるのか、その実効性が注目されています。
例えば、金融庁が2023年4月発表した「オペレーショナル・レジリエンス確保に向けた基本的な考え方」では、想定外の事象が生じた場合に金融システムにとって重要な業務を提供し続けることができない恐れを指摘し、利用者目線に立った早期復旧や影響範囲の軽減を担保する枠組みが重要であるとうたっています。
オペレーショナル・レジリエンスの取り組みのポイント
オペレーショナル・レジリエンスの確保には、複雑なリスク環境をひもとき、社会や利用者の目線で対策を講じていく必要があります。そのためには、経営が適切に関与した全社的な活動とし、限られた経営資源を重要性に応じて最適に配置し、レジリエンス対策の実効性を確保していくことが重要です。
EYができること
EYは、オペレーショナル・レジリエンスの推進態勢の整備・運営から個々の課題解決まで、企業の取り組みを総合的に支援します。
① 現状評価（クイック・アセスメント）
オペレーショナル・レジリエンスに係る現在の準備状況を確認し、レジリエンスの確保に向けた取り組みアプローチの検討および計画策定を支援します。
② オペレーショナル・レジリエンス活動支援
オペレーショナル・レジリエンスの全社的な推進に向け、組織横断でのPMOや各種管理活動を支援します。また、レジリエンス確保に向けたおのおのの活動（下図ステップ1～4）の実行を支援します。
③ オペレーショナル・レジリエンス統合管理（プラットフォーム・ダッシュボード構築など）
オペレーショナル・レジリエンスの統合管理の実現に向け、管理プラットフォームの構築および管理ダッシュボードの構築を支援します。
統合管理とは、インシデント発生時の影響や復旧状況、および平時におけるレジリエンス対策の整備状況を統合的に可視化し管理することを指し、自社や委託先を含め全体状況を踏まえた対応判断や適切な経営資源の配置を実現します。
詳細は、こちら（EYとServiceNowのアライアンス - EYが提供するオペレーショナル・レジリエンス）
④ 各種改善支援
オペレーショナル・レジリエンスの活動にて識別された改善課題について、その解決を支援します。下図はその一例です。
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