Asean Mobility spotlight‐マレーシア

2022年4月号

国境の再開

2022年4月1日からマレーシアは国境を再開し、日本出国前及びマレーシア入国後の手続きについて新たな緩和措置を導入しました。

なお2022年4月1日前までは有効な長期滞在パスの保有者もしくは新規の取得が承認された者、ワクチントラベルレーンやランカウイへのトラベルバブル利用者、又は入国を許可された者を除き、マレーシアへの入国は制限されていました。
 

入国及び隔離要件の緩和

国境の再開に伴い短期渡航の外国人についてもMyTravelPassを通じた入国許可申請は不要となりましたが、パンデミック前と同様に通常必要となるビザ申請等の手続きに変更はありません。

隔離要件も緩和され、マレーシアのガイドライン上ワクチン接種済に該当する者、17歳以下の者については入国後の隔離が不要となりましたが、出国前2日以内のPCR検査が必要です。

なお基礎疾患を有する等健康上の理由によりワクチンを接種できない者は、個別判断により隔離が不要となります。またワクチン接種未了者の場合は5日間の自宅隔離となります。

出国前60日以内にCOVID-19へ感染している場合は、出国前2日以内のPCR検査を迅速抗原検査 (antigen rapid test : RTK-Ag)とすることが可能です。
 

その他

  • 国境再開と外国人の渡航制限緩和に伴い、マレーシア投資開発庁(MIDA)がビジネス関係者の渡航をサポートするために設置したワンストップセンター(OSC)は廃止され、通常通り渡航目的に応じた必要な手続きを行うこととなります。
  • ビザが必要な国からの渡航者についてはシングル・エントリー・ビザ (SEV)の要件が強化されました。これはオンラインによるビザ申請システム(eVISA)の機能拡張に伴うもので対象国も拡充され、また長期滞在駐在員、留学、医療目的の入国にも適用されることとなります。
  • ロシアとウクライナの情勢に関し、現時点で両国民に対する入国要件の変更等はありません。

 

* 本ニュースレターに記載される情報は2022年4月5日時点のものとなります。
** 本ニュースレターは2022年4月14日付EY Japan税務アラート「Asean Mobility spotlight」のマレーシアパートを和訳したものです。


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