AIや機械学習は、データに基づかない人間の思い込みや根拠のない仮説を排除したリスクを識別し、より深度ある監査の実現に役立ちます。

市原 直通

EY新日本有限責任監査法人 AIリーダー アシュアランスイノベーション本部 パートナー

アカウンティング・データ・サイエンティスト。監査のためのAI(人工知能)エンジニア。

EY Japanアシュアランスパートナー。アシュアランス・テクノロジーにおいて開発チームをリードし、監査・保証業務において調査すべき不正会計やリスクを検出するためのモデル、アルゴリズム、ソフトウエアを開発。

金融事業部でデリバティブ評価とリスク管理に焦点を当てた監査・保証業務のクオンツとして10年以上の実務経験を持つ。2016年よりアシュアランス業務のための研究開発活動に専念。

機械学習ベースの異常検知技術を使った不正会計を検出するソフトウエアの開発チームを率いた努力がたたえられ、「Better Begins With You 2018」のイノベーション追求カテゴリーで優勝。

慶應義塾大学で工学学士号を、東京大学では経済学修士号を取得。

より良い社会の構築を目指すために

「不正会計のない世の中を築くため、監査人の不正検知力を高め監査品質をさらに向上させるべく、アルゴリズムとソフトウエアの開発に取り組んでいます」

最新の見解

監査業務におけるAIへの対応と活用事例

生成AIをはじめとするAIの利用が拡大する中で、EY新日本が推進するAIを活用した監査・保証業務の取組みやガバナンス体制について紹介します。

生成AI時代のデジタルガバナンス 第三者認証による信頼性の確立

生成AIのリスクに対し、社会からの懸念が高まりつつあります。企業は、生成AIから価値を引き出しつつ、社会からの信頼に応えてゆくために、テクノロジーやデータに対するガバナンスを強化する時期に差し掛かっています。

2024年8月7日 市原 直通 +2

<後編>リアルタイム監査が企業の変革にもたらす価値とは ~ヒトの変革~

EY新日本が進めるアシュアランスイノベーションにより、どのような未来の監査・保証のかたちが生まれるのか。「デジタル×ヒトで未来の監査・保証を創る」をテーマにした対談シリーズの第1弾の後編として、企業のDXとリアルタイム監査を実現させる「ヒトの変革」に焦点をあててお話しします。

2023年6月27日 加藤 信彦 +2

<前編>リアルタイム監査が企業の変革にもたらす価値とは ~デジタルの変革~

EY新日本は、企業のビジネスパートナーとして、サプライズのない監査や、経理部門の監査対応の効率化の実現を目指しています。対談シリーズ第1弾となる今回は、「リアルタイム監査」をテーマに、それが企業にどのような価値をもたらすのかを探っていきます。

2023年5月30日 加藤 信彦 +2

試算表を用いた連結子会社のリスクの識別

【EY Japan】連結財務諸表監査において、多数の子会社の中からリスクの高い動きを捉えるアプローチとしてAI/機械学習と不正の手口を想定した伝統的な財務分析を組み合わせた分析手法を紹介します。

拠点損益情報を活用した利益付替などの異常検知について

【EY Japan】小売・外食産業等で多数の同質な店舗をチェーン展開している会社の財務諸表監査において、店舗損益情報から不正リスクの高い店舗や不自然な損益の動きを検知する高度なデータ分析手法を紹介します。

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