本調査結果では、43%もの沖縄県民がオールスターゲームの開催を認知しており、バスケ熱が高く最先端のアリーナを擁する沖縄らしい開催効果が集団的アイデンティティやウェルビーイングの高い数値に表れています。他方、ヘルスリテラシーを感じた人の割合が少なく、健康サービスを提供するパートナー企業とのアクティベーションや、体験型のイベントなどにより、社会的価値のさらなる向上が期待できるという示唆が得られました。今後は、地域特性を踏まえた上で、イベントやスポーツが地域にもたらす効果を定量化する本調査のアプローチをスポーツファイナンスなどに活用することを検討していきます。
本調査の詳細はこちらのレポートをご覧ください。
(*) ライブ配信における社会的価値は、オールスターゲームにおける社会的価値の合計金額36.6億円に含めていません。
B.LEAGUE チェアマン 島田 慎二 氏のコメント:
オールスターゲームの経済波及効果および社会的価値の算出を、昨年に続き本年もEY Japan様のご協力のもと実施いたしました。
「革新性」と「地域創生」を目的とした「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」は、B.LEAGUE史上初の3DAYS開催でした。アリーナのみならず隣接する陸上競技場でのアーティストライブや花火、ドローンショー、グルメフェスや様々な体験ブースなど実施し、ライブスポーツエンタメの飛躍的なレベルアップに挑戦した取り組みです。
その挑戦の結果、琉球ゴールデンキングスと沖縄アリーナが地域で育んできたバスケ熱も加わり、非常に高い経済波及効果と社会的価値をもたらすことができました。
B.LEAGUEはEY Japan様と共に、本調査から得た学びを活かしながら、全国のクラブと共に地域創生や社会的価値に通じる取り組みへの挑戦を続けて参ります。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
公共・社会インフラセクター パートナー 岡田 明のコメント:
昨年に続きオールスターゲームにおいて、スポーツの持つ価値算出の機会をいただき、ご協力いただいた関係各位に感謝申し上げます。
3日間のライブエンタメイベントに拡張された本年は、ウェルビーイングに加え集団的アイデンティティの指標も高い結果となり、改めて希薄化する社会のコミュニティ機能をスポーツ・イベントが補完し高めていることを計測できました。こうした指標は事業性評価やファイナンス等に活用でき、スポーツによる社会課題解決の機会が増えると考えています。
「ココロ、たぎる。」革新的な挑戦を通じて地域創生や社会課題の解決の取り組みを続けるB.LEAGUE様と共に、引き続き笑顔あふれる社会の実現に取り組んで参ります。
調査概要および分析アプローチについて
調査期間:2024年1月12日(金)、13日(土)、14日(日)の3日間
調査対象:オールスターゲーム観戦者、関連イベント参加者、沖縄県民、運営関係者、LIVE配信視聴者
調査手法:アンケート調査
サンプル数:約4,700
※沖縄のブランドバリュー向上はメディア露出を元にした広告換算価値に基づき算出
「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」について
期間: 2024年1月12日(金)、13日(土)、14日(日)
会場: 沖縄アリーナ(ARENA) /沖縄市陸上競技場(PARK)
主催:公益財団法人日本バスケットボール協会/ 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
DAY1では沖縄市陸上競技場で前夜祭イベント、DAY2では沖縄アリーナで若手選手の選抜とアジア特別枠選手の選抜によるB.LEAGUE ASIA RISING STAR GAMEと各種コンテストに加え沖縄市陸上競技場でパブリックビューイングなどのイベント、DAY3では沖縄アリーナでB.LEAGUE U18 ALL-STAR GAMEとB.LEAGUE ALL-STAR GAMEに加え沖縄市陸上競技場でパブリックビューイングなどのイベントが開催されました。3日間のイベントにおいて、ARENAでの観戦者は約13,800人、PARKの延べ入場者数は約15,000人でした。
【特設WEB サイト】https://www.bleague.jp/all-stargame2024/