EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
要点
欧州を中心に多くの保険会社が2023年1月1日からIFRS第17号およびIFRS第9号の適用を開始しています。
EYはグローバルに活動する保険会社30社の上半期の期中財務諸表(IAS第34号に準拠)におけるIFRS第17号およびIFRS第9号の適用の影響について分析しました。レポート” Market updates on the impact of IFRS 17 and IFRS 9(PDF、英語版のみ)”では、その分析結果について、詳しく考察しています。
同レポートでは、
などが分析されています。なお、各社の2023年度の年次報告書でより多くの情報が開示され次第、本分析の更新を予定しています。
日本の保険会社によるIFRS適用事例はまだ少ないですが、今後、自社におけるIFRSへの移行の検討、IFRS適用域内の保険子会社のIFRSに基づく財務数値の分析、および同地域への新規投資の検討等に際して、先行する事例の分析は参考となるものでしょう。
レポートの全文は、「Market updates on the impact of IFRS 17 and IFRS 9(PDF、英語版のみ)」をご覧ください。
多くの国および地域で、2023年1月1日よりIFRS第17号の適用が開始されています。2023年6月時点の期中財務諸表をもとにEYがその財務的側面に与える影響についてさまざまな角度から分析を行いました。IFRS第17号が与える影響を理解することは、日本の保険会社によるIFRS適用の検討、IFRS適用域内の保険子会社の財務分析、IFRS適用地域への投資判断の際、有用となるでしょう。
IFRS第17号およびIFRS第9号の影響に関する保険業界の最新情報~先行する保険会社グループが公表した開示情報の考察すべき3つのポイント~
日本の保険会社によるIFRS適用の検討、IFRS適用域内の保険子会社の財務分析、IFRS適用地域への投資判断の際、保険業界で先行する開示事例の分析は有用となるでしょう。