EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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ジャパン・ビジネス・サービス(JBS)は、日本企業の海外事業展開をサポートするため、アシュアランス・税務・アドバイザリー・トランザクションの分野で幅広くサービスを提供するEYのグローバル・ネットワークです。JBSオセアニアは、日本企業のオセアニアでの事業展開を総合的に支援するプロフェッショナルグループです。
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一方で新年度に入り、他の指標も鈍化しています。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のカード支出データによると、名目支出は2月中旬に減少し始め、3月に入っても減少を続けています。これは、非食品小売業が減少したことによるものですが、娯楽・旅行支出の増加によってわずかに相殺されました。
オーストラリア準備銀行は10回連続で利上げを実施し、市場エコノミストはさらなる利上げを予想していますが、銀行業界の最近の動向により、金融市場の価格設定は現在不安定な状況です。パンデミック時に低金利を保証された固定金利の住宅ローン保有者は、これまで金融引き締めの影響をほとんど受けませんでしたが、今年、これらの住宅ローンの大部分が変動金利に切り替わる予定です。このため、家計はさらに圧迫されるでしょう。
貿易相手国の間では、成長の鈍化と景気後退の条件がそろっています。つまり、コモディティ価格(特にLNG、石炭、鉄鉱石)は今後数カ月にわたって下落する可能性があり、これは主に西オーストラリア州、クイーンズランド州、北部準州に及ぶと思われます。中国は、最近の貿易再開により需要が増加する可能性があり、コモディティ価格の上昇リスクとなります。