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政府予算に打撃を与えるコモディティ価格の下落
コモディティ価格の下落が続けば、オーストラリアの交易条件、企業利益、GDP、政府歳入に影響を与えます。連邦予算との関連性をみると、鉄鉱石価格が1トン当たり10米ドル下落し続けると、2022~23年の名目GDPが44億豪ドル、税収が2億豪ドル減少し、2023~24年の名目GDPが23億豪ドル、税収が6億豪ドル減少することになります。
主要なコモディティを生産する州も、鉄鉱石価格が1トン当たり1米ドル下落すると、西オーストラリア州のロイヤルティ収入が約8,100万米ドル減少します。一方、クイーンズランド州は、石炭の平均輸出価格が1%下落すると、ロイヤリティ収入が1億700万豪ドル減少することになります。しかし、政府の見通しでは主要コモディティ価格を比較的保守的に見積もっていることから、コモディティ価格が政府予測より低くなるにはまだまだ時間がかかると思われます。