インド 直接税当局(CBDT)は、Form 26ASを改訂し、特定の金融取引、税金の納付および還付、税務調査のステータス完了等に関する情報を追加

インド JBS フラッシュニュース - 2020年6月

インドではコロナ感染者数は6月30日時点で56万人を突破し、現在、米国、ブラジル、ロシアに次いで世界で4番目に感染者が多い国となりました。インド政府は、経済活動の拡大に向けて国際線の就航、ビザ発給の再開を計画していますが、コロナ感染者数の増加に歯止めがかからない状況を鑑みると、限定的な対応になることが予想されます。また7月1日以降に計画されていた学校の再開やデリー地区のメトロ等公共交通機関の再開も延期されています。コロナ影響も踏まえた最近のOECDの発表によれば、今年度のインドGDP成長率はマイナス3.7%とされています。

また6月には中国との国境紛争の問題が勃発し、政府は外交ルートでの問題解決に取り組む一方、輸入通関や中国製のアプリの一部使用の禁止等といった措置を講じています。本件についても今後の動向に注意が必要です。

 

今回のフラッシュニュースのトピックは以下の通りです。

  1. 直接税当局(CBDT)は、Form 26ASを改訂し、特定の金融取引、税金の納付および還付、税務調査のステータス完了等に関する情報を追加
  2. 直接税当局(CBDT)が税務年度2019-20年度の申告書の様式を通知
  3. 間接税当局(CBIC)は、会社取締役のサービスに対するGST課税について明確化を発表

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