EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン


Photographic portrait of Tetsuro Yoshimatsu
吉松 徹郎 氏

株式会社アイスタイル
代表取締役社長 兼 CEO

生活者中心の市場創造

アイスタイルは、「生活者中心の市場創造」をビジョンに掲げ、創業来一貫して、インターネットで集めた化粧品ユーザーの声をデータベース化し、マーケティングや流通に反映させる仕組みをつくることに取り組んでいる。現在はコスメ・美容の総合サイト「@cosme」を核に、化粧品EC「@cosme shopping」、化粧品専門店「@cosme store」をはじめとする美容領域の多様な事業を国内外で展開。


プロフィール

東京理科大学基礎工学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現:アクセンチュア)を経て、1999年7月にアイスタイルを設立。代表取締役社長就任。同12月、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」オープン。2012年、東証一部上場。現在は、アイスタイル芸術スポーツ振興財団を通じ、芸術・スポーツ分野への助成支援なども行う他、経済同友会幹事なども務める。

 

起業に至った動機

1999年当時、私は「今後インターネットで世の中が変わっていく」ことを強く感じていました。そんな中で化粧品に対する消費者の関心の高さを知ったのをきっかけに、化粧品業界のマーケティングコストが他業界に比べて高いことや、直近まで再販制度が存在していた流通事情等から「消費者の声」が市場に届いていない事に気づきました。そこで生まれたのが「@cosme」の構想です。ITの力で消費者の声を集めるのと同時に、化粧品領域に絞るからこそ実現可能なVertical Business Modelを作れば、消費者とメーカーのひずみを解消できるのでは、と起業を決意しました。以来20年、ブレることなくその想いを持ち続けています。

 

今後のビジョンについて

私たちが目指す方向性、それは『「Beauty×IT」の領域で世界No.1』になる事です。昨今、所謂GAFA等の総合プラットフォーマーが世界を席巻しています。しかし我々はGAFAだけでは価値化が難しい領域特化型のデータを核に、広告から流通、ネットからリアルまで一気通貫したVertical Business Modelを美容領域で実現し、「@cosme」を真のグローバルサービスへ進化させます。そして、メーカーと消費者の新しいコミュニケーションの形を作り出し、日本から世界のモデルとなる新しい市場「生活者中心の市場」を創造していきます。

Inline image collage of three women talking at desk with laptops open and cosme store banner


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