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松浦 信男 氏 万協製薬株式会社 代表取締役社長

松浦 信男 氏

万協製薬株式会社
代表取締役社長

外皮用薬の開発提案型ODM製造サービス業

医療用医薬品から化粧品まで、スキンケア製品に特化して開発・製造・販売を行う製品アウトソーシングサービス企業。顧客は国内外に約100社、製造品目300品目、年間製造個数約3,000万個、年間約50品目の新製品を発表。グループ会社は国内外6社、社員数約1,000名、総売上は約80億円。

プロフィール

1962年 兵庫県生まれ
1982年 万協製薬入社
1984年 徳島文理大学薬学部入学のため休職
1988年 同大学卒業、薬剤師免許を取得し復職
1996年 阪神大震災被災後三重県にて再創業し、代表取締役に就任
2012年 三重大学医学部大学院博士課程修了
2018年 グループ会社の釜屋化学工業の代表取締役、タイカマヤの取締役に就任



起業に至った動機

私は2代目社長です。私が32歳の時、阪神大震災によって、先代の父が創業した万協製薬の神戸の本社・工場を失いました。当時、私以外に社長、社員、取引先いずれも会社再生を希望せず、私はそれが非常に悔しくて、弊社を「人に必要とされる会社」に変えるために、震災から1年後の1996年7月に自ら望んで社長となりました。そしてたった一人で縁もゆかりもない三重県に会社を移転させ、自社ブランドを無くし、相手先ブランド製品の開発メーカーに転身することで、企業再生に成功しました。それ以来、自社が世の中には絶対に必要だという情熱と執念を持ち続けて、自社の技術を使って日本に活気を取り戻したいと考えてきました。


今後のビジョンについて

近年、様々な赤字企業からの経営指導の依頼が増え、それらの企業を順番にM&Aしていくことで、ほとんどの企業の黒字化に成功しました。今後もM&Aを続けて、弊社の手法で、実力がありながらも経営成果が出てこない多くの会社を再び成長させたいと考えています。また、弊社の自由闊達な自主経営組織を多くの会社に公開して、日本の沈滞した会社組織をイノベーションし、企業による社会改革をより推進していきたいと思います。会社は社会の一部です。会社の地域存在感から、社会を変えていきたいと考えています。

万協製薬株式会社



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