Question
一般債権の貸倒実績率を計算する場合、分子の貸倒実績には、貸倒懸念債権や破産更生債権等として分類された債権の貸倒分も含めるべきでしょうか。
Answer
貸倒懸念債権及び破産更生債権等も、もともとは一般債権に区分されていたものであり、その債権の貸倒損失額は一般債権の貸倒実績率の計算の分子に含めるのが理論的であると考えられます。
十分に精度の高い担保及び保証の回収見込額に基づいて引き当てられているものや、損失として早々に実現する可能性が高いものについては、貸倒実績率法の分子に含めることが実態をより反映するものになるとされています。
根拠条文
- 金融商品会計に関するQ&A Q41