EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
信頼できるオープンバンキングのエコシステムを維持するには、明確な顧客中心のビジネス戦略や、新しいビジネスモデルと運用モデル、迅速なイノベーションサイクル、柔軟なテクノロジーの統合、セキュリティの強化、プライバシーと責任体制の更新が必要です。オープンバンキングは、設立から間がない金融機関にとっても、確立した金融機関にとっても、戦略的な機会であると同時に戦略的なリスクでもあります。
銀行は規制の変化に対応し、欧州の新たな環境に備えるため、規制の期限遵守と顧客満足度の向上を第一に考えて、変革プログラムを策定しています。この今の段階で、銀行はコンプライアンスに万全の態勢で臨み、堅固なセキュリティ対策を講じ、責任についての理解を深め、説得力のある顧客提案を行う必要があります。
規制事項が比較的少ない国もありますが、そうした国でも顧客からの期待や新たなテクノロジーに促され、オープンバンキングは発展し続けています。
消費者のオープンバンキングの利用が進めば、これが新しい競争力の原動力となることが期待できます。金融サービス企業はこのような動向を注視して、現行の事業戦略の妥当性と持続可能性を再評価しなければならないでしょう。オープンバンキングによる新しいデータと決済の機能は、業界全体にわたるデジタルトランスフォーメーションの契機となり、イノベーションへの道を開き、競争を促進する可能性を持っています。
オープンバンキング戦略:オープンバンキングの下での戦略的検討とシナリオ分析。新しいビジネスモデルと機会の追求。
新しい提案、顧客体験、サービス設計:: 人を中心に据えた充実した設計サービスの提供(オープンバンキングと金融サービスに特化した独自のアジャイルサービス設計アプローチを使用し、顧客リサーチと洞察を新しい提案の開発に適用)。
イノベーション調査とフィンテックのライフサイクルサポート:
法規制に関するアドバイザリーサービス:
ターゲット・オペレーティング・モデル:ターゲット・オペレーティング・モデルの設計。コンプライアンス遵守と戦略的な選択肢のバランスの取れた、トランスフォーメーションの実行とプログラム管理。
ソリューションの定義:ビジネス分析からITアーキテクチャまで、エンドツーエンドのソリューション設計のサポート。
アプリケーション・プログラム・インターフェイス(API)――戦略とフレームワーク作成:設計、開発、保守のフレームワーク。API商用分析・コスト回収と価格設定。
データアナリティクス:顧客についての洞察から、運用やエンドツーエンドのパフォーマンス管理情報(MI)まで、データを資産として活用。
セキュリティ・リスク・フレームワーク:オペレーショナル・リスク・フレームワークとともに、プライバシーや不正決済問題など、セキュリティ上のリスク、イベント、結果を特定。
サイバーリスク分析:インシデントの特定と対応、義務的報告の要件などのサイバー防御態勢の包括的評価。
EYは英国の最初のオープン・バンキング・ワーキング・グループ(OBWG)に参加し、政策形成のための提言を行いました。また、Open Banking Implementation Entity (OBIE:英国のオープンバンキングの推進組織) によるオープンAPI標準の作成を引き続き支援しています。EYは、金融サービスをはじめとするさまざまな部門のフィンテック企業から多国籍大企業まで、幅広いクライアントを支援してきた豊富な経験を備えています。
EYのグローバル・オープン・バンキング・イノベーション・センターでは、共同制作、プロトタイピング、テスト運用を実施しています。また、クライアントの顧客重視の戦略、コンプライアンス、業務運営、テクノロジー、セキュリティ、エンドツーエンドのデリバリー管理を支援するため、ローカルチームを通じて包括的なグローバルサービスを提供しています。
EYは、オープンバンキングに向けた貴社のプロセスをあらゆる点で支援します。