EY Japan 統合報告書 2022

People highlight

クライアントの課題を的確に捉え、変化に素早く対応するプロフェッショナル・サービス・ファームとして、EY Japanは人材の重要性を認識しています。多様な人材が持つスキルと個性を活かし、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルーシブネス)の企業文化を深化させることで、私たちは価値を提供するための強いチーム作りを実現します。

 

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クライアントの課題を的確に捉え、変化に素早く対応するプロフェッショナル・サービス・ファームとして、EY Japanは人材の重要性を認識しています。

以前から多様な人材が持つスキルと個性を活かし、D&I(ダイバーシティ&インクルーシブネス)の企業文化を深化させることで、私たちは価値を提供するための強いチーム作りを推進してきました。それを自社内だけではなく、より良い社会の構築につなげるべく、一人一人の境遇に応じた成長機会を提供するエクイティ(公正)をD&I推進の中心に据え、私たちの事業活動のあらゆるプロセスで実現していく決意として、2022年2月より組織内の名称をDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルーシブネス)と変更し、取り組みを強化しています。

People-firstの組織として人材の価値を高め、それによりクライアントの企業価値を向上させ、社会への貢献を果たします。それが自らの企業価値につながるバリューサイクルを通じて、私たちは自らのパーパス(存在意義)である「Building a better working world ~より良い社会の構築を目指して」を実現します。

多様な人材の活躍促進

Diverse Abilities Center

EY Japanは、精神・発達障害の診断のあるニューロダイバーシティ*人材の雇用や就労状況の改善を目指し、2022年6月1日にDiverse Abilities Center(ダイバース・アビリティズ・センター、DAC)を発足しました。

DACは、「個人の活躍」や「個人による価値の創出」を目指す組織です。障害特性を理解している専門スタッフの支援や柔軟な働き方制度を活用しながら、自分の得意な領域でスキルを磨き、自身の価値を高め、キャリアアップにつなげていくことを目的としています。この活動が社会に広がっていくことで、クライアント・経済社会・EY自身のそれぞれに対して変革を促し、すべてのステークホルダーに長期的価値(Long-term value、LTV)を創出する模範となるよう努めています。

専門的なスキルの習得とキャリア形成を支援するこの取り組みは高く評価され、在日英国商業会議所主催「ブリティッシュ・ビジネス・アワード」においてDE&I部門賞を受賞しました。

ブリティッシュ・ビジネス・アワード ロゴ
* ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、神経多様性)とは、Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)という2つの言葉が組み合わされて生まれた、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方であり、特に、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害といった発達障害において生じる現象を、能力の欠如や優劣ではなく、『人間のゲノムの自然で正常な変異』として捉える概念。
出典:経済産業省「 ニューロダイバーシティの推進について

EY Japan パラ・デフアスリート(EY Japan Para and Deaf Athletes)

EY Japanには16名のパラ・デフアスリート*1 *2が所属しています*3。自己への挑戦を続けながら世界の強豪と戦うパラ・デフアスリートをサポートしています。東京2020パラリンピック競技大会に出場した富田宇宙(パラ競泳)が銀メダルおよび銅メダル、諸石光照(車いすテニス)が銅メダルを獲得。また石田考正(デフ陸上)は第24回夏季デフリンピック競技大会ブラジル2021において金メダルを獲得しました。

*1 パラアスリート:主に身体障がい者を対象とした競技種目の選手
*2 デフアスリート:主に聴覚障がい者を対象とした競技種目の選手
*3 2023年1月現在

柔軟な働き方の促進

EY Flex & Remote(EY フレリモ)

EY Japanでは、変容する社会と価値観の中、働く場所や時間に関わらず最高のパフォーマンスを発揮できる自律的な働き方を「EY フレリモ」としてデザインしています。居住地域やライフイベントに左右されないフレキシブルな働き方を実現することで、EYには多様なメンバーが集まり、活躍しています。2022年に遠隔地リモート制度を導入し、現在、約90名のEYのメンバーが全国の移住先でリモート勤務をしています。
 

ウェルビーイングの推進

EYは、長期的価値の向上において、その中核を成す人的価値はウェルビーイング(実感としての豊かさ)に大きく依存していると考えます。ウェルビーイングを高め、働く個人が生き生きと業務に取り組むことで生産性の向上が期待されます。また、困難な課題にも創造性をもって協働し解決していくことにつながり、結果的にクライアントサービスの向上や社会貢献に資するものです。対外的には業種業界を超えた「Well-being Initiative」への参加や他企業との協働を、内部的にはEY独自のイニシアチブを推進しています。EYのメンバー全員が幸福感を実感できるような組織となることを目標としています。
 

EYでの成長機会 ― 充実した研修制度

人材育成においては、EY Japanのメンバーが持続的な成長を実現し、自らキャリアデザインを構築できるような企業文化と風土の醸成と制度設計に取り組んでいます。

業務で必要な知識やマインドセットを得られる各種研修制度に加え、デジタル時代にふさわしいスキルの習得やクライアントへのサービス提供を支援するため、EY Badges制度を設けています。これはEYのグローバル共通の社内資格認定制度であり、所定の学習や経験の要件を満たしたEYのメンバーであれば誰でも取得可能です。

さらに世界各地のEYのメンバーは、ハルト・インターナショナル・ビジネススクールとの提携によるEY Tech MBAやEY Masters in Sustainability by Hultなどの修士号も取得可能です。職種や職階にかかわらず、世界150以上の国や地域、36万人を超えるEYの全メンバーが無料で受講できるこのプログラムは、革新的なオンライン学習を通じて、世界中どこからでも自分に合った方法でテクノロジー、リーダーシップ、ビジネスに必要なスキルの向上を図ることを目的としています。

ダイバーシティ・マネジメントの促進と定着

LGBT+に関する企業の取り組み指標「PRIDE指標※1」で2年連続「レインボー」を受賞

EY Japanは、LGBT+に関する企業の取り組み指標「PRIDE指標」において、コレクティブ・インパクト型の取り組みを推進する企業認定「レインボー」を、2021年の認定創設より2年連続で受賞しました。本賞において、セクターを超えて協働し、LGBT+に関する理解促進や権利擁護を積極的に推進する取り組みが評価されました。なお、最高評価の「ゴールド」は6年連続で受賞しました。

PRIDE指標 ロゴ
※1 本指標は、LGBT+に関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体「work with Pride」が2016年に開始した企業の取り組み指標であり、企業・団体などのLGBT+に関わる取り組みを表彰する制度 ※2です。EY Japanは2017年からPRIDE指標に参加し、2022年まで6年連続でゴールドを受賞しています。
※2 この表彰制度では、1.Policy(行動宣言)2.Representation(当事者コミュニティ)3.Inspiration(啓発活動)4.Development(人事制度・プログラム)5.Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つのカテゴリーから採点されます。

EY Japan 統合報告書 2022

Integrated Report 2022

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