最初に製品化された製品マスターとは、市場販売目的のソフトウェアにおいて、製品番号を付すことなどにより販売の意思が明らかにされた製品マスターのことをいいます。最初に製品化された製品マスターの完成時点までの制作活動は研究開発と考えられるため、ここまでに発生した費用は研究開発費として費用処理し、これ以降の費用は無形固定資産に計上します。
なお、最初に製品化された製品マスターの完成時点は、具体的には次の2点によって判断することになります。
- 製品性を判断できる程度のプロトタイプが完成していること
- プロトタイプを制作しない場合は、製品として販売するための重要な機能が完成しており、かつ、重要な不具合を解消していること