株式給付型日本版ESOPとは、日本版ESOPのうち、株式を給付する形態をとるものです。具体的には、導入企業が信託設定時に自己株式を付与するか、あるいは現金を拠出した後、市場等から信託が導入企業の株式を購入します。信託は、導入企業が定めた規程に従い、一定の要件(例えば、一定期間の勤務後の退職等)を満たした従業員(あるいは退職者)に当該株式を交付することになります。
なお、退職時に株式を交付するスキームとなっているものは「退職給付(退職金)型日本版ESOP」などと呼ばれます。また、勤務期間中に株式の交付を受けるスキームは「在職給付型日本版ESOP」などと呼ばれています。