EYは、米国HFSリサーチ社(以下、HFS社)が毎年発行する調査レポート「エンタープライズ向けブロックチェーンサービスプロバイダーTOP10ランキング」において、第3位を獲得したことをお知らせします。今回EYは、パブリックブロックチェーン分野における斬新な発想とソフトウェア開発主導のGo-to-Market戦略が高く評価されました。本ランキングは、ビジネスオペレーションの将来像の分析・定義を専門とするHFS社のテクノロジーアナリストが、サービス実行能力、規模および成長性、革新性、顧客の声などを主な評価基準として、ブロックチェーン分野で業界をリードするサービスプロバイダー13社のサービス提供能力を総合的に評価して上位10社が決定されます。
また、EYは、ブロックチェーンソリューション開発関連の革新性の評価においても上位3社に選出されました。同ランキングでは、EYが強みとする監査、税務、およびコンプライアンス要件を適切に織り込んだビジネスプロセス設計が評価されました。EYは、プライベート型およびパブリック型双方のブロックチェーンにおいて、セキュアで安全性が担保され、コンプライアンスの遵守も徹底した取引環境を構築するためのブロックチェーンソリューションをグローバルに展開しており、同調査レポートはその点について高く評価するとともに、ブロックチェーン関連サービスに特化したEYのグローバルチームが優れた専任プロフェッショナルで構成され、他のコンサルティングファームとは異なる独自のチーム体制を確立していることにも言及しています。
EY GlobalのブロックチェーンリーダーであるPaul Brodyは、次のように述べています。
「ブロックチェーン技術に対するEYの画期的な取り組み、ならびに製品のトレーサビリティや調達などのプロセスで欠かせないセキュリティとプライバシー関連のツール展開に向けた方法論を高く評価して頂けたことを非常に嬉しく思います。私たちは、パブリックブロックチェーンを活用してビジネスエコシステムを統合し、企業向けに広く利用されているERPシステムと同等の効率性と機能をビジネスエコシステムにおいても確保するにはどのようにすればよいか追求し続け、そこから生まれたEY独自のアイディアやインサイトをクライアントと共有しています」
同調査レポートでは、EY OpsChainとEY Blockchain Analyzerプラットフォームについても高く評価しています。また、EYがパブリックブロックチェーン、トークン化、スマートコントラクトのテスト、トークンおよびIDの検証に資する先端技術やプライバシープロトコルに向けたツールに投資していることについても強調しています。
HFS社のチーフ・リサーチ・オフィサーのSaurabh Gupta氏は、次のように述べています。
「第4世代のEY OpsChainプラットフォームは、全社的にセキュアで連携が担保された環境を構築するためのソリューションです。このソリューションを導入することにより、調達業務の改善だけでなく、大量のトランザクションへの対応も可能になり、調達業務担当者は戦略的なコラボレーターとしての役割に注力することができます」
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社Digital&Emerging Technologyリードの松尾康男は、次のように述べています。
「本調査でも高く評価いただいているOpsChainは、調達業務のみならずワインや食品などのサプライチェーントレーサビリティ管理、トロント市などで試験運用されている公的資金の支出追跡管理(Public Finance Manager)など多くのユースケースがあります。日本国内においても、パブリックブロックチェーンを活用することで、低コストで信頼性の高いプラットフォームを提供していきたいと考えています」